見出し画像

ミヒャエル・エンデさんをもっと知りたくて

長野県の信濃町、黒姫童話館にエンデさんの世界を見せるコーナーがあった。

ガルミッシュ・パルテンキルヒェン生まれのエンデさんは、主に、ミュンヘンで著作活動にあたったようだ。
シュタイナー教育を核としているエンデさん、単なる童話作家・ファンタジー作家ではないことを、ドイツ文学者・シュタイナー教育家の故子安美知子が交友を通じて日本に紹介して下さっている。
鏡の中の鏡・原書
エンデさんは日本通だと、通り一遍で書くことはできても、その神髄までも深く理解しておられた子安さんもいたから、その一片を知ることが出来る。
エンデさんの神髄まで理解と一言でいうが、緻密な思考と粘りと傾倒した長い期間と、本人との交友および、エンデさんの言葉へ本質的理解力があってこそ。(言葉は、全て定義されたものではない、言葉と文字で全て理解したと言えるだろうか?)


画家・エドガーエンデ(ミヒャエル・エンデさんの父)氏について、エンデさんは語っている。
情報は知識ではない、自分の情感を加えて、自分の思考を持つ。
ネット時代では、奔流のようにドッと情報が流れてくる。
そして、個人個人がそれを、脳の本棚に整理するということに必死になる状況が生まれやすい。
そうだ、この文の赤線部分最後のように、消費されるだけ。
一旦、止まって自分の思考を加える大事さを言っているように思う。


いいなと思ったら応援しよう!