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人生100年時代というけれど・・・(屋久杉ーーー秋田杉)雑感


東大の弥生講堂に、屋久杉の倒木の切り株があった。放射性炭素年代測定では、
2500年の樹齢だと分かったが、木材で樹齢の高いものは、もはや注連縄をはられて
神が宿る(ご神木)となっているようなものも多い。
この悠久の歴史を刻む屋久杉の年輪をみていると、自然と対立しがちな人間の小さい存在を認識してしまう。


21世紀も20数年経過しているが、科学は加速度がつき、便利至上主義だけで突っ走ってしまいそうに思う。生物材料に助けられる未来を構築してほしいのだが。
森林総合研究所にあった、切り株。左:秋田杉、右:屋久杉
屋久杉の年輪
秋田杉の年輪~もちろん密だが、屋久杉と比較してしまうと、年輪幅はちょっと広い。
元々、秋田杉の天然ものは非常に数が少ない。造作物で珍重されたが、この代替品で、レッド・シダーが使われたので、レッドシダーは、(米杉)と言われるゆえんである。

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