ウッドエクステリアのデザイン
ウッドエクステリアを手掛けて、30年以上経ってきた。その頃から、お付き合いのある、アントワープのデザイナーKさんと来年から本格的にタイアップする予定でいる。
こうした、外部使用のウッドエクステリアは、図面だけで表せない空気感、雰囲気、見る・使う楽しさがある。
うちの工事社員も、Kさんと構造的・施工的で対話しつつ、お客様が想像する以上のものにしたいと作り続けている。
構造とは関係のない細部で、どういった大きさの部材を使うか?Kさんの意図をくみ取ることのできる社員が、頭(かしら)となって施工していく。
広さや高さなどのボリュームを単に作るだけでなく、デザインの領域に入るKさんのエクステリアには、長い間のお付き合いでKさんの意図が理解でき、それにそった最適な施工の選択もできるベテラン社員に任す。
図面通りに作るのは当たり前だが、デザインの領域に入ってくると、ボリュームだけ・・、という次元から、作る職人自身の審美眼も当然影響してくる。
よく、”量より質”とか聞きなれた言葉があるが、ウッドエクステリアはこれだけ普及してくると、”量が質を規定する”との言葉通り、在るだけからいかに楽しさを持ちうるか、とか、景観の美に移行しつつある、と思い始めてきた。
それには
1,外部で耐久性があること。2,加工しやすく、様々なデザインに対応できること。3,よきデザイナーがいること。4,それを具現化できる職人の存在。これが不可欠だ。