木材の外部使用では、木材同士が重なる部分の撥水が大事
木材の腐朽の確率を減らすのは、過去の腐朽例の詳細な原因をとにかく、しつこくしつこく、”木材の腐朽”概念だけで、脳を満たすほど研究し、理論化しないと、防御策が生まれてこないと思っていた。
木材が腐朽菌への栄養になることを防ぐのが、ACQ注入+DOT減圧注入だったが、腐朽は適度な水分(過剰な水分+酸素の極小・・・が貯木場)が必要で、その水分が長期に滞留・・というと、重なり部分や、木口(水分吸収が大きい)・・での撥水が必要。
”木材の腐朽確率を可能な限り減少させる”ために、この撥水は重要なポイントにはなる。
大引と見立てた木片、床材と見立てた木片両方がシリコン有だと、短期ではあるが、水の滞留が見られない。
このシリコンは、開発者の論文と実験を行った森林総研の研究者の声を聴けて、使用するに十分なエビデンスを確保した。また、この木の重なりでは、シリコンを劣化させる紫外線や、波長の短い可視光線の侵入も容易ではないので、長期の撥水が期待された。