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1からのFX②〜お金の計算とレバレッジ〜

前回では、FXとは何か?というところから、証拠金取引について解説していきました。

今回はFX取引の特徴である、お金の計算の仕方とレバレッジ取引について詳しく解説していきたいと思います。

これでFXの取引にも理解が深まると思います。まだまだ基礎ですが、基礎が一番大事です。しっかりと理解していくことです!

お金の計算とレバレッジ取引

 まずはFXでの取引する単位の見方を覚えていくことが大事です。FXを取引する際に1万通貨取引、1000通貨取引という単語が出てきます。これは何かというと、米ドル/円に対して、「何米ドル取引しますか?」という部分が取引単位です。

1000米ドルなら1000通貨取引、1万米ドルなら1万通貨取引になります。他にも米ドルだけはなく、他の通貨も同様で、「通貨ペアの前側の通貨を何単位やりとりするか」ということです。ロット数や売買数量なども同じ意味です。

取引単位が増えるほど、必要なトレード資金が増え、また勝つ場合も負ける場合も金額が大きくなります。

そのため、どれくらいの数量を取引するのかは非常に重要です。慣れるまではできるだけ小さな単位からのスタートがオススメです!!

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では、実際にトレードをするために必要な資金はいくらぐらい必要なのか?という疑問が出てきます。ここからは理解が少し難しいかもしれないですが、FXならではの特徴であり、強い味方になってくれるレバレッジについて学んでいきます。

先ほどの米ドル/円の取引を例にすると、1万通貨取引の場合は、1万米ドルをやりとりすることになります。米ドル/円が100円なら、「1万米ドル×100円=100万円」の取引ということになります。
これは、米ドル/円が100円の時に、1万通貨取引をしようとすると、本来は100万円かかってしまうということです。

しかし、FXの場合、実際に必要な金額の25分の1である4万円があれば、そのポジションを保有できる仕組みがあります。

これをレバレッジと言います。

国内のFX会社では25倍のレバレッジをかけられます。なので、100万円がなくても1万米ドル(100万円分)の取引ができます。

それでは、実際にかかる資金がいくら必要か考えると、米ドル/円が100円の時に1万通貨取引をすると、この時に必要な証拠金は100万円の25分の1の4万円になります。

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しかし、4万円ぴったりだけあってもトレードはできません。なぜなら、この4万円は1万通貨の米ドル/円のポジションを持つために最低限必要な資金だからです。

これとは別に、相場の値動きによって損をした場合に耐えるための資金を用意する必要もあります。
例えば、100円の時に買ったとして、その後99円まで下がったら、途中経過で1万円の損失になります。これを「含み損」と言います。

(A)4万円はポジションを持つため
(B)1万円は含み損を耐えるための資金

この二つが必要になってきます。では、含み損に耐えれなければどうなるのか?
それは口座の収支がマイナス残高となり、強制ロスカットという仕組みが発動し、強制的に取引を終了させられることもあります。

つまり、

(A)ポジションを持つための証拠金
(B)含み損を耐えるための資金


この二つが必ず必要になります。FX会社によって、最小ロットは決まっていてそれ未満の取引ができません。ほとんどのFX会社で1000通貨、1万通貨が最小取引単位となっています。

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では、FXを始めるときに少なくともどれくらいの資金が必要になるのか、それは最小取引単位によって大きく変わってきますが、1000通貨取引の場合で考えてみます。

米ドル/円が100円の時1000通貨取引をすると、必要な証拠金は4000円です。
これに【買い】なら下がった場合、【売り】なら上がった場合に口座がマイナスにならないように余裕を持たせるための資金も必要となります。

ここで、米ドル/円を買ったとこから40円下落しても大丈夫な金額にしたとします。1000通貨の米ドル/円が40円下落したら、4万円のマイナスになります。

ポジションを持つための証拠金4000円+4万円で、合計4万4000円の資金があれば米ドル/円の1000通貨取引ができます。
まあ、1日で40円下落するなどはほとんどないので、運用が破綻する確率はかなり低く安全度が高いです。

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FXの勝ち負けは?

ここでお金の計算は最後ですが、この計算式が身に付いているとトレード前にいくら勝てそうやいくら負けそうなどの計画的なトレードにつながります。

まずはこの公式を覚えておくことです。

1万通貨取引の1円の値動き=1万円

円が絡んだ通貨ペアの場合、手数料を除いて1万通貨取引で1円の値動きがあれば、1万円勝ったり負けたりします。10分の1の10銭(0.1円)動けば1000円の勝ち負けです。1000通貨取引ならこの10分の1なので1円動けば1000円、10銭(0.1円)で100円です。

例えば、米ドル/円を112円50銭の時に1万通貨取引で買い、113円50銭の時に売って決済すれば、1万通貨で100銭の値幅を獲得しているため、1万円の勝ちです。

「このトレードをしたら、日本円でいくらの利益、損失になるか」を常に把握できるようになりましょう。

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FXって危険なのか?

FXでお金を失うパターンは3種類しかありません。

①買った時より安く決済する。
②売った時より高く決済する。
③スワップポイントを支払う。(後日解説)

FXに対して得体の知れない恐怖を感じている方も多くいると思いますが、お金が減るのは3パターンのみです。わけのわからないうちに、いきなりお金をとられたり、借金させられることは決してありません。

さらに、①と②は、負ける金額を自分で決められます。

1万通貨の米ドル/円を100円で買ったものの、下がってしまって含み損になってしまったと思ったら、99円になったところで決済すれば、1万円以上に拡大することはありません。(極端に相場が動きすぎている時、狙う価格で決済できないこともあり得ますが、滅多にないパターンです。)

さらに、強制ロスカットという仕組みが発動して、全てのポジションが決済されます。そのため、それ以上の損失発生を防ぐことができます。

FXの値動きは実はかなりマイルドで、年間で大きく動いても10%程度です。他の金融商品である株などと比べるとFXの値動きは非常にマイルドです。

また、レバレッジへの誤解もあると思います。FXは値動きが少ないため、ある程度レバレッジをかけて資金に対してポジションを多めに持つことでしっかりとした利益が狙えます。25倍のレバレッジをかけられますが、これは25倍の損失を負う可能性があるような危険なシステムではありません。あくまで、ポジションを持てるだけなのです。

ちゃんとルールを守れば、大負けするリスクも軽減できます。


次回

今回は取引単位や勝ち負けの計算、レバレッジについて解説していきました!FXは危険だなと思っていた人も安心できたのではないかと思います。

これはまだ基礎の基礎なのでまずはしっかりと慣れることが大事です。

これから実際にトレードに入る前に身につけておきましょう!!!!

次回は、相場を分析する技術と考え方などを順番に考えていきます。

一緒に頑張って自分のものにしていきましょう!!!!!!


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