人それぞれ、試練の乗り越え方にはいろいろある
渡邊渚さんの本を読んでみました。
作り話で書けるものではないと感じました。
この本は彼女にとってのリハビリだと思います。
写真も、人に見せる意図ではなく今の自分を確認するためのものだと思えました。
本文の中に、会社を辞める決心をした彼女にお母さまが言った言葉が出てきます。
私は、その言葉に対する答えとしてのこの本でもあるのでは、とも思いました。
(つくづく、母親というのはどうしてこうも残酷なんだろう・・と思ったのは、私が自分でも母のトラウマを克服しようともがいている身だからでしょうか。)
つまりこの本は、彼女を傷つけたすべての人に対する「私は負けない」宣言なのでしょう。
彼女とこの本を批判(そして誹謗中傷)するすべての人に対して、そう宣言している本だと感じます。
自らを励まし前に進ませるための本だと思いましたが、周囲にそれを援護する人がいることを願います。祈ります。
ずっとずっと未来のいつの日か「そんなこともあったな」と思い出せる日が来ますように。