とりあえず、ふらり歩けば狛犬にあたる
大切な予定が済むと、緊張が解けてついふらふら歩きたくなる。
今日出かけたあたりはなんとなく土地勘がある。ここを進めばあの路線のどっかの駅に着くでしょ……とずいずい歩いたら、
「穴八幡宮」に着いた。
以前来た時は一陽来復お守りをいただける期間だったので、人と出店でかなりにぎやかだった。
けれど、人の少ない境内は空気が澄んでいる。
落ち着く。
せっかく辿り着いたのだからと手水で手を清め、参拝する。
英一蝶の「雑画帖第十九図 布袋図」を思い出す。この布袋さんもかなりまんまるだ!
華やかな隋神門や鼓楼を眺めて境内を歩いていると、朱塗りではない鳥居がある。
先客がいて、バシバシ写真を撮っている。
なんだろう? 珍しいものだろうか。
狛犬のツノはちょこんと生えているものと思っていたが、なんだか長い!
ツノとは対象的に歯並びはしっかり。ガシガシ噛めそう!
林檎みたいなものは“宝珠(ほうしゅ)”と言って仏教から伝わった神秘的な力を持つ玉だそう。これも普段だと小さなベレー帽みたいな様子でさりげなくついている。
拝殿の前には一般的な狛犬もいたけれど、この「神武天皇陵遥拝所(遠くからでも祈れるよう、神武天皇のお墓の方を示している)」の狛犬たちは個性があってかわいい!
参拝をしたあと、“ソフトのツノ”ちゃんと“丸ごと林檎”ちゃんのかわいい姿を存分に撮った。
帰りはちがう門へ向かい歩いていると
葉もサクラに似ているようだけれど、調べられなかった。
※花びらの細い感じなど、調べてみたらジュウガツザクラかも。2024.10.31追記。
でも、よくわからないけどラッキー!
とりあえず、足は伸ばしてみるものだ。歩けば、立ち止まっていたら見つけられない楽しいものに当たる。
次はどこをふらふらしようかなー?