木守りょう

とりあえず、なにか書きたいのだ。 なので、毎日のなかで「おやっ??」と引っかかってしま…

木守りょう

とりあえず、なにか書きたいのだ。 なので、毎日のなかで「おやっ??」と引っかかってしまったことを書いていく。 くだらないことを笑えたらいいなと思う。

マガジン

  • 愉快な美術館

    とりあえず、美術館、博物館をおかしな視点でご案内いたします。

  • 本がいるから大丈夫

    とりあえず、本が好きだっていう話をまとめました。たぶん一生、本のドレイ。

  • 書いているのはどんな人?

    とりあえず、自己紹介になりそうなお話。

最近の記事

とりあえず、遠くにいけない……

バシバシお見送られながらも、面接で人とお話しするありがたいターンに入っている。 今日、訪問した会社は、未経験の職種だった。扱っているものがこれまでの仕事を微妙にかすめていたので試しに応募してみたら、面接に至った。 それにしても、40オーバーで、今までの職種から離れることなんてできるのか? できるなら、それはそれで面白いのかも?!  と思ったのだが…… テストを受けて、お話しをして…… これは無理だなと思い知った。 この仕事に必要な要素が、わたしには足りていない。話す

    • とりあえず…… の「…」

      黄色く枯れはじめた葉の間から朝顔を摘み、いつものように水に浮かべる。 明日はもう、花を見れないかもしれない…… とりあえず、写真を撮っておこう…… 真上から撮ろうとすると …(三点リーダー) みたいだ……。 気になっていた方もいるかもしれないが…… わたしの文章には「…(三点リーダー)」が多い…… 間…… というか、ちょっと考えたり、相手が考える余白をもたせたいので、ついつい使ってしまう。 放って置くと文末が三点リーダーだらけになってしまっていることもある…

      • とりあえず、月を待てず、月を探しに。

        いまだ夏のような陽射しに辟易しているのをよそに、草花はしっかり秋へと歩みを進めている。 あんなに鮮やかに咲き乱れていた朝顔は日に日に色褪せ、枝から揺れて落ちた百日紅の花は、風に吹かれて転がり去っていく。 ふと顔をあげると、青葛藤が実をつけている。透けるような実は、深い青色に染まっていくのだろう。 今夜は中秋の名月。 帰り道、ススキを買いに花屋に立ち寄る。 花々を眺めるうちにススキを忘れ、秋明菊を買って帰る。 白い花びらに小豆色が滲む。 中央には、金色の月…… も

        • とりあえず、越えてきた。

          久しぶりに3人でランチに出かけた。 低温で時間をかけて殺菌した、臭みや雑味のない牛乳で作るチーズやミルク料理が楽しめるお店だ。 前菜の自家製生チーズをいただく。 ホエーの抽出をできるだけ抑えて作られた生チーズは、爽やかで口当たりも軽い。フレッシュなミルクの風味が広がる。美味しい。 とはいえ、子どもには伝わりづらい味かな? 子の方に目をやると…… 確かにわたしたちは、一口大に切り分けてたべることをすすめた。 だが、子よ…… それは、木綿豆腐の切り方だ。 想定の枠を

        とりあえず、遠くにいけない……

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        • 愉快な美術館
          7本
        • 本がいるから大丈夫
          7本
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        記事

          とりあえず、袋、ふくろを呼ぶ

          予定のついでに、お出かけをする。 どこにするか迷いつつ…… 土日だと混雑する。平日に行けるうちに行っておきたい(とくに、出光美術館は12月から休館の予定だし)。 なにより、今回はテーマがいい! この言葉を体現するように、出光佐三が慈しみ、好きの数珠つなぎ的に集まって来た美術品たちを展示している。 最初の展示スペースでは、今回のテーマの代表ともいえる酒井抱一の2つの“十二カ月花鳥図” が出迎えてくれる。 先に所蔵していた金屏風貼の「十二カ月花鳥図貼付屏風」に呼ばれるよう

          とりあえず、袋、ふくろを呼ぶ

          とりあえず、悩める本棚

          結局、別の日にしっかりどんぐりを拾って来ている。どんぐりの誘惑には勝てないのだ。 それでなくても散らかっている部屋にまたおもちゃを増やすのは…… 細かいおもちゃも問題ではあるのだが、それ以上に悩ましいのが、 リビング、ソファ、キッチン、それぞれの寝室…… 至る所に積まれた本たちだ。 もちろん、気づいた時に本棚に戻す。 戻すのだが、戻すついでに別の本が取り出されて「今、読んでるから!」を理由に手に届きやすい場所に積まれる。 ちゃんと、本棚はある。 引っ越す時、わたし

          とりあえず、悩める本棚

          とりあえず、大人の差を見せつける。

          できるだけ毎日に変化が起こるようにと、何かしら用事を作って、外に出るようにしている。 午前中は隣の駅前に。 行き、大きめの公園の中を通り抜けようとすると、まだまだ暑いのに園児たちが、ちょびヒゲな芝生の広場(芝がところどころにしかはえていない)に遊びに来ていた。 エネルギーの塊だ。 ふふっと笑い、通り過ぎる。 用を済ました帰り道、再び公園を通り抜けようとすると、 おや? もう、どんぐりが落ちている!! 昼で人がいないのをいいことに、ちょびヒゲ広場を囲う木の下を見て回

          とりあえず、大人の差を見せつける。

          とりあえず、きんぎょの みらい

          これまで、一緒に暮らしてきた“いきもの”たちの話をいくつか書いているが、なんだか書きそびれていたヤツがいる。 わが家に来て、もう7年になる。 子が保育園の年長クラスの時、最後の年だからとお友だちの家族とみんなで地域の夏祭りに出かけた。 祭りも終盤になり、仕事終わりの夫が合流した。 「屋台で食べるものを調達してくる。  一緒に来るかぁ?」 子を誘う……。怪しいっ!  なにか、子の気を惹くようなことを企んでいる顔だ! 「一緒に行ってもいいし、  何をしてもいいけど、  

          とりあえず、きんぎょの みらい

          とりあえず、扉の先に……

          転職活動中の交通費は、なかなかに負担である。 どうせ出て歩かなければいけないのなら楽しいこともしたい! と、同じ駅にある美術館に寄る。 昭和2年につくられた建物は、元は銀行だったそうで、市民センター→美術館とその役割を変えてきた。 ライオンの取っ手を“テチテチ”したい衝動を抑え、中へ。 1階のエントランスを入ってすぐのところに、何やら素敵なムードのホールが。何か準備をしている風だけど、まだ扉は閉め切られている。 気になりつつ、常設展を開催している5階へ。 10月6日

          とりあえず、扉の先に……

          とりあえず、モーニングティー

          台風で倒れてしまってはよくないと、しばらく室内に避難させていた朝顔。 日中、部屋に人が居てしまう(ぬぁあー!!)今は、朝顔も中にいた方が快適に過ごせるのでは? などと、窓際に置いて育てていた。 葉が暑さでしおしおになってしまうという負担もないし、元気だし……元気なんだけど…… なんだか“いきいき”していない。 気候の不安定さが残る中、外に戻してみる。 翌朝見てみると…… すごい……!! いきいきするためには、負荷が無いからOKではないんだ。 そんなことに、あらため

          とりあえず、モーニングティー

          とりあえず、家族みんなで! エスパーだよ!

          昼下がりのショッピングモール。レゴ・ミニフィギュアーズの棚の前でたたずむ母子。 「欲しいなら、自分のお財布と相談して」 在庫は少なそうだ。迷う子ども。 そこへ…… 「お父さんが欲しいフィグを出せたら、  代金を出すよ。  でも、  狙っていないヤツが出たら、罰ゲーム!」 この商品は、箱を開けてみないと12種類のうちのどのフィグが入っているかわからない。 夫が指定するフィグが出るか出ないか、賭けである。 慎重派のわが子、どう出るのか? (わしっ!) おもむろに

          とりあえず、家族みんなで! エスパーだよ!

          とりあえず、引出しの片隅で、こっそり飼う。

          小学2年生の頃、こっそりペットを飼うことに憧れていた。捨て猫や捨て犬を拾い、親にナイショで……という、アレである。 当時、わが家ではすでに鳥たち(チャボ、セキセイインコ)を飼っていた。 が、ゲージの中で可愛らしく飼うというのではなく、父が庭に建てた2棟の小屋の中で、それぞれ、わがモノ顔で暮らしていた。 年下のきょうだいが餌やりに来ようものなら 「ヤッチマイナァ!」 と、殺し屋のような目つきで攻撃してくる。 そんなリアル『キル・ビル』な鳥たちより、もっとかわいいものを飼っ

          とりあえず、引出しの片隅で、こっそり飼う。

          とりあえず、辞めた。そしてモリに会いに行く。

          仕事を辞めた。 自分がこんな速さでこの決断をすることになるとは……予想していなかった。 いやだったことを文字に起こして反芻するのは趣味じゃない。 言えずにいた相談をした時、 「そんなとこ、すぐ辞めな」 と言ってくれた夫への「ありがとう」の気持ちだけ残しておきたい。 こんな体たらくではあるが、仕事はしたい。 (そういう気持ちが潰れないうちに出たのもある) 誰かをちょっとでも喜ばせて、それで、お金をいただきたい。 また前に進むために“すてき”を補充したい。 それで、熊谷守

          とりあえず、辞めた。そしてモリに会いに行く。

          とりあえず、作って、壊して、好きなモノ

          夏休みも残すところわずか。改めて、子どもに遊びに行きたい場所を聞いてみた。 「お台場のレゴランド」 「…………。」 レゴブロックは、子が小さい頃から大好きなものだ。 部屋を歩けば“ポッチ”を踏みつけ「痛っ!」となり、 テーブルの下をのぞけば“フィグ”の頭部パーツと目が合い、 掃除機をかければ「カラコロッ、カッ!」と何らかのパーツを吸い込む。 作ってはすぐ壊し、また別の何かを組み立てる…… 家でもうんざりするほどレゴを見ているのに飽きないのだろうか? 「飽きない。

          とりあえず、作って、壊して、好きなモノ

          とりあえず、好きな場所には何度でも

          夏休みも終わるということで、子どもに遊びに行きたいところはあるか聞いてみた。 「千葉市科学館か、お台場のレゴランド」 「…………。」 この2か所には、子が小さい頃から何度も、何度も、何っっっ度も、行っている。いい加減、飽きないのだろうか?  「飽きない。  好きなところでいいよって、言ったよね?」 こういうところは意外と譲らぬ子なのである。 とりあえず、まずは、千葉市科学館に出かけてきた。 複合施設・きぼーる内にある、科学に親しむ施設。楽しい展示に触れることで身

          とりあえず、好きな場所には何度でも

          とりあえず、携帯カメラの功罪

          花火大会に出かけてきた。 学生の頃や結婚前などに、会場まで見に行ったことはあったが、席を取って見に行くのははじめてのこと。 夫が「チケットを取った」と言ってきた時には、「意外だなぁ」と思ったのだが、先日の久しぶりのジェフ戦然り、物心ついた子(知識重視・インドア)に、改めて、いろいろな体験をさせたいのだろう。 そして、成長し、親との行動がだんだんと減っていく前に……という気持ちもあるのかもしれない。 さて、はじめて見る席アリ花火はというと、全体像をしっかりと、腰を据えて見ら

          とりあえず、携帯カメラの功罪