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ひと味ちがう!

今年のジェフはひと味ちがう!
先制されるも打ち合いを制し、7年ぶり(どんだけ……)にニガテなモンテディオ山形に勝利!! チーム初(伝統あるチームなのに……どんだけ……)の開幕3連勝!!!
昨年のような“なんとなく勢いに乗って勝てちゃっている”感じではなく、徐々に試合内容が良くなって来ているのもうれしい。鈴木大輔、田口のベテラン勢も効いている。これからJ1降格組や昨年のJ2上位組と対戦も制して、ひと味ちがう最終順位を目指したいところだ。

ひと味ちがうといえば……

先週の職場にて。

夕方ごろ、ガサゴソと机に潜ませているのど飴を取り出していたところ、

「はぁ〜」

左隣の席から盛大なため息が聞こえて来た。
こ、これは……

ガサゴソ……

「いま、恐ろしく重厚感のあるため息を聞いてしまったので、どうぞ。」

コロン。
静かにもも味ののど飴を机の端に置く。

「えっ? ため息ついていた?」

「はい。ヤバめのやつですw」

「深呼吸だよ〜w」

くつくつと、声を抑えて2人で笑う。

「おかえし〜」

隣の席でもガサゴソと飴を出そうとしてくれていると……

「2人は、飴が好きなんですか……

『いいえ。』

右隣の席からのさわやかな声に、ふたりで食い気味にNOを伝える。

「えっ? ふたりとも飴を持っているのに?w」

「あぁ〜」
「仕事中にちょっと口に入れるには、ちょうどいいだけなんだよ」

社会人1年目の仕上げを迎えつつあるさわやかな同僚に、社歴が長いベテランと、社会人経験歴が長いベテランが、ひと味ちがう、会社での飴の意義を伝える。

・まず、あんまりおいしいおやつ(クッキーとかチョコとか)を置いておくと、食べ過ぎて肥える。
・口に入れた時に目立たず、長い間味がする。
・そのくせ、イライラしたらガリガリ噛める。

「だから、すんごく好きな味じゃなく、なんかフツーくらいな微妙なおいしさで、比較的硬めののど飴を持っている」

コロン。
微妙と言ったばかりのグレープ味ののど飴を、もう1人の同僚の机の端にお届けする。

「わたしはもう、強力なミント系にも飽きて、漢方チックな味の飴をなめているよ」

コロン。コロン。
あまり見かけない強力ミントレモンなる飴をいただく。さすが、盛大なため息をつくだけある。含蓄を感じさせる飴だ。

「えぇ〜、なんかそんな話を聞いちゃうと、いいのかな? なんですが……」

ベテラン勢に渡された、パイン飴。

『やばっ、美味しいヤツじゃん!!』

あははと笑いながら、それぞれに飴を放りこむ。


職場での飴はひと味ちがう。
けれど、結局やっていることは、


ただの飴ちゃん交換会である。



平和だ……

今週も、穏やかで、ジェフも勝ちますように!

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