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今、何に苦しんでいるのか?

早稲田メンタルクリニック院長 益田祐介先生のyoutube動画を見て、
私なりにまとめてみたくなりましたので、記事を書いてみます。
私の解釈が間違っている場合もありますし、読み難い箇所もあるとは思いますが、私の個人的な覚書としての記事になります事をご理解ご了承頂きました上で以下閲覧頂き、何かしらのお役に立てるような記事になってましたら幸いです🙇‍♀️

今、私は何に苦しんでいるのか?を、明らかにする為にはどうしたら良いのか?


まずは、根本的な「問題」があって、
それを解決出来ない事によってストレスや疲労が溜まっていき、
そのストレスや疲労がその人の上限に達して極限状態になってしまったからこそ、「何かしらの症状」が現れる。
その症状によって更なる「問題」が起こる為、悪循環に陥る。

このような状態の人は「根本的な問題」の話は出来ないが、
目に見える問題や症状、不安や、心身の変化などを訴える事は出来る。

発達障害の人のように「これが分からない」「これが苦手」「抽象的なものが苦手」「忘れ物が多い」などの知的能力の問題とか、
パーソナリティ障害の人のように「自分の人格を語ることは苦手」という問題だったり、そもそも精神医学は「狂気」の世界なので、自分でそれが正しいのか病気なのかよく分からないという問題もある。

動画内で言われていた、精神医学は「狂気」の世界について、GPchatAIに聞いてみました↓

「狂気」という言葉は、一般的には精神的な障害や異常な状態を指します。
これは、思考、感情、行動において、社会的に受け入れられた基準から逸脱している状態を示すことが多いです。
具体的には、幻覚や妄想、極端な感情の変動、不安定な行動などが含まれます。

19世紀や20世紀初頭の精神医学では、「狂気」という言葉は非常に広範な意味を持ち、多くの精神障害がこの言葉で表現されていました。
この時期は、精神病院が設立され、精神疾患に対する理解が進む一方で、偏見や誤解も多く存在しました。

精神医学の発展に伴い、「狂気」という言葉は徐々に専門的な用語に取って代わられました。
例えば、うつ病、統合失調症、躁うつ病など、具体的な病名が使われるようになりました。これにより、患者への理解や治療法も進化しました。

現代の精神医学では、「狂気」という言葉はあまり使われず、代わりに「精神障害」や「精神疾患」といったより中立的な表現が用いられます。
これは、精神的な健康問題に対する理解を深め、偏見を軽減するための努力の一環です。

「狂気」とは、精神的な健康状態が著しく乱れていることを指し、歴史的には多くの精神障害を包含する言葉でしたが、現在ではより具体的な診断名が使われるようになっています。

精神の健康に対する理解が進む中で、「狂気」という表現は徐々に適切ではなくなりつつあります。

by.GPchatAI


どんな問題を抱えているのかを整理して、どの問題から解決すべきかを把握するのは結構難しい。

じゃぁどうやって「問題を把握するのか?」


まずはアセスメントと診断が大事。


・どんな生い立ちなのか?
・家族背景、病理、今の人間関係、恋愛etc…
・どんな学歴や知的能力、認知能力があるのか?

昔であれば肉体労働で解決できた事が多かったが、現代社会では頭脳労働によって解決しなくてはいけない問題が多く、知的能力の差によって問題が起きる事が多い。
究極は福祉制度に頼れば何とか生き延びる事は可能だが、その手続きが出来ない人達は確実に一定数存在している。

また、無意識の錯覚による「パイの奪い合い状態」というものも発生する為、差別(排除)意識が生まれ、必要な援助や支援を受けれない人達もいる。

「パイの奪い合い状態」とは、限られた資源や利益を巡って競争が生じる状況を指します。
このような状況では、参加者は自分の取り分を最大化しようとするため、協力よりも対立が生じやすくなります。
この現象は、経済学や心理学の分野でしばしば取り上げられます。

無意識の錯覚がこの状態を引き起こす要因として、以下の点が考えられます。


1. ゼロサムゲームの思考
参加者は、全体の資源が固定されていると考え、自分の取り分を増やすためには他者の取り分を減らさなければならないという思考に陥ります。このような考え方は、協力の可能性を見失わせ、対立を助長します。

2. 自己中心的なバイアス
人は自分の利益を優先する傾向があり、他者の利益や視点を軽視することがあります。このため、自身の取り分を守ることに集中し、結果的に対立が生じることがあります。

3. 感情的反応
競争が激化する中で、恐れや不安、怒りなどの感情が生まれ、冷静な判断ができなくなることがあります。感情的な反応は合理的な意思決定を妨げ、対立を激化させる要因となります。

4. 社会的影響
他者の行動や意見に影響されやすい人間の特性から、周囲の競争的な態度が自分自身の行動にも影響を与えることがあります。このような社会的圧力によって、協力よりも競争が促進されることがあります。

このように、パイの奪い合い状態においては、無意識の錯覚が参加者の思考や行動に影響を与え、競争や対立を引き起こす要因となります。
これを乗り越えるためには、協力の重要性を認識し、相互の利益を考慮したアプローチを取ることが重要です。

by.GPchatAI


・発達の有無、職歴、バイト歴、部活の有無

・パーソナリティファンクションも同時に見る事もある

「パーソナリティファンクション」という用語は、精神医学や心理学の分野で使われることがありますが、具体的な定義や使われ方は文脈によって異なることがあります。
一般的には、個人の性格や行動の特性、感情の調整、対人関係のスタイルなどを含む広範な概念を指します。

パーソナリティファンクションは、以下のような要素を含むことが考えられます。

自己認識:自分自身の感情や思考、行動を理解し、受け入れる能力。
対人関係:他者との関係を築く能力や、コミュニケーションのスタイル。
感情調整:ストレスや困難な状況に対する感情のコントロールや調整。
適応能力:変化や新しい状況に適応する能力。

これらの機能を向上させることで、より良い対人関係を築いたり、ストレスに強くなったりすることを目指している可能性があります。

by.GPchatAI

また、今の職場の産業構造など、様々な視点から見ることによって、

「この人は今、こういうことで問題が起きているのだろう」と、総合的に判断する為に、アセスメントや診断が重要である。


今、どこで何が起きているのかを測る為に網羅的に測った方がいい。
できればMECE(モレなくブレなく)で見た方が良いので、益田祐介先生は「人生の7つの領域」に分けて、患者さんが「今どんなことを考えて(抱えて)いるのか」を聞き出す(またはワークにする)事が多いらしいです。

例えば、
今の健康問題。
「あなたは今どんな健康の問題を感じていますか?」
今の家族問題。
「あなたは今(実家及び今の)家族の中でどんな問題意識がありますか?」
「どこに苦慮(物事のなりゆきを心配して色々考え悩むこと)していますか?」
今の仕事問題。
「今あなたは仕事の中でどんな課題がありますか?」
「どういう所に仕事の危機感を感じていますか?」
今の友人・恋愛関係問題。
「この人間関係の中でどういう問題意識がありますか?」
今の学び問題。
「あなたは今どんな学びをしていて、どんな事に関心があり、どんな障害を抱えていますか?」
今の趣味について。
「あなたは今どんな趣味がありますか?」
「どんな風に自分をリラックスさせていますか?」
「そこにどういうハードルを感じていますか?」
今のお金問題。
「あなたは将来どうなりますか?」
「お金の問題はどう解決しますか?」
「貯蓄はありますか?」
「どのように計画を立てていますか?」

アセスメントや診断をする為には、こういった事を聞くが、これを聞く為には前提となる背景知識が必要である。
例えば、精神医学や脳神経科学、心理学、社会学、文化人類学etc…

これらの背景知識が無いと、そもそも「人間とは何か」というものがわからないし、「社会とは何か」というものをわかるためには、あるがままを見る為には、背景知識を持たないと、人間を理解出来ない。

騙し絵のネタバラシのようなもので、騙し絵のトリックを知っていたり、手品のトリックを知っているのと同じように、それを知らないと見抜けない事が多い。

人間理解の知識が無いと、今の自分の状態のアセスメントや診断はし難い。

どうやって問題を特定、整理して行くのかは「認知行動療法」や「弁証法的行動療法」でも良い。
ロジカルシンキング(物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法。 日本語では「論理的思考法」。 ロジカルシンキングは、物事を論理的に捉えながら話すことにより、聞き手にも分かりやすく伝えることができるところが特徴)で、カテゴリー分けの力など、要は論理学で(論理学の一種としてCBTや数学もあり)、ロジカルさが大事。

プロの腕の差はどこかと言うと、アセスメントをする時の背景知識がどれくらいあるのか?と、MECE(モレなくブレなく)にして問題を整理していく時にどれだけ論理的に考える力があるかという所だと益田先生はいつも思っていらっしゃる。

ちなみに、
これをどう伝えるのか?
というのはプロでも難しい。

伝え方がどんなに丁寧であっても、
「あなたはこういう問題があります」と伝えた時に、
それを受容するまで患者さんは怒ったり悲しんだり嫌な思いをします。

パーソナリティファンクションが高ければ、
「これは相手の問題じゃなくて自分の問題なんだ」
「自分の心理的な過程なんだ」

という事が納得できる。

パーソナリティファンクションが低いと投影同一視などが起きて、
「私がこんなに悲しんでいるのは、癌の告知をした医者が悪い」とか「言い方が悪い」とか自分の問題を相手のせいにする責任転嫁が起きる。

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ろんぐすりーぱー
チョットのチップもチョーゼツビッグなチップも、その、あなたの気持ちが嬉しいです♡ 今後の活動の励みになります☺️ありがとうございます😊 現在は下準備の学びと体験の期間中ですが、今後は「心の話」をメインに記事を書いていく予定ですので、楽しみにお待ち待頂けたら嬉しいです🥰