【本の感想】小さな幸せや感謝に気付けることが人生うまくいく
人生は運ではなく縁が大事なのかもね。
縁が運を引き寄せるというのか・・・!
どーも!わしです(^▽^)/
私については、
こちらの自己紹介記事をご覧ください!
↓
読書感想記事です。
今回も、図書館で見つけた本、
『99歳、現役です!~最高齢ニッセイセールスレディーの行きかた働きかた~』
を読んだ感想を書いていきます!
著者は川上二三子さんです。
この本を書いた2020年時点で99歳。
本を読んでから川上さんのその後を調べてみたのですが、
特にそれ以上の情報がなく、現在もご存命なのかと思います。
2024年で103歳ということになりますね。
いや~、
まずここまで働いているのが凄い!
実はこれまでのnote記事に書いてこなかったか、
書いたとしたら一瞬だったと思うんですが、
私の父方の祖母も某生命保険会社の生保レディでした。
そこでは80歳まで働いていて、
80歳で退職しています。
この川上さんのように80歳以降も再雇用を続けて
働けたのかは分かりませんが・・・(笑)
(ちなみに私がいた生命保険会社とは違うところでした)
多分、80歳以降も続けて働けるのって、
相当成績が良くないと働かせてもらえないと思うんですよね。
だから川上さんのパターンは、
かなりイレギュラーに感じました!
以前日経womanを読んだとき、
化粧品業界か何かで、
100歳越えの営業職員の人の記事を見たことがあります。
これも読んでいて「え!?100歳!?」と思いました(笑)
生保業界にもこういう人がいたのか!と、
図書館でこの本を見つけて驚いて、即手にしました(笑)
ちなみに前回書いた読書感想記事、
『生保レディのリアル』の横にありました(笑)
生保レディのイメージって昔から似たり寄ったり
私が生保レディになる前のイメージも、
どちらかと言うと悪い方で、
ガツガツしてる
しつこい
嫌われる・・・ような感じ。
※本当に保険の仕事内容を知らなかったから
これは平成の終わりごろではあるけど(2014年あたり)。
川上さんがこの仕事を始める前のイメージでも、
戦争未亡人の救済で不幸な人や落ちぶれた人がする感じ
・・・だったようで、確かにマイナスイメージであるなぁと。
確かに今も、
シングルマザーの人や、
主婦上がりで社会をあまり経験していない人がやる
というイメージはありますね。
だからどの時代でも、理由は違えど
根本は結構似ているんだなと感じましたね。
そういう私ですが、
つい最近まで国内の生命保険会社が、
なぜ女性ばかりなのかというルーツを知らなかったんです(笑)
そんなんで保険業界にいたんかーい!
と思う方もいらっしゃるといますが、まじそれ。笑
生命保険会社にいた頃もその辺は濁されていて、
(教えてくれても良かったのにね)
女性の方が柔らかいから~とか、
人へ尽くせるから~みたいな感じで言われてました。
まぁ昔からの”THE女性”のイメージですね。
川上さんはとても運に恵まれていたと思う
50歳で生保レディを始めるとなると、
今は結構採用自体が厳しくなっている、はず。
(私の時は50代の採用は経験者や再入社者のみでした)
(今は知らんけど!)
特に川上さんが50代だった頃の50代は
だいぶ”おばあちゃん”に近いイメージの時期ではないかと推測します。
今は50代と言ったらまだ現役世代で上ではあるけど、
世間で見ればまだ若く見えるみたいな感じ。
川上さんが保険の仕事を始めたことを言いだすのも、
ものすご~く躊躇したと思います(;^_^A
だって先述した通りの印象が、
当時もあったんだから。
それでも川上さんには
これまでの人間関係やコミュニティが
きちんとできあがっているからこそ、
カミングアウトしたらみんな協力してくれるような、
思いもよらない驚愕な展開にになったんだと思います。
これがもし、人間関係が薄かったり、
川上さん自身にいい印象がなかったりしたら、
予想していた「お付き合いをやめる」という展開になったかもしれません。
まぁこれって現代も同じようなことがありますよね。
最初に保険の仕事に偏見を持っていて、
川上さんと付き合いをやめると言った人が、
保険の話を聞きたいと付き合いを再開してくれたのも、
川上さんがきちんと仕事を続けてきたという
実績を知ったから心を開いてくれたんじゃないかと思えますね(^▽^)
辛くても恵まれた環境に感謝
最近は戦争の体験談を聞くことがあまりないですね。
私も子供の頃は母方の祖母が同居していて、
よく祖母から戦争の話は聞いていましたが、
まぁ頑固な人なので
「戦争中だからこういうことはなかった!」
「戦争中で爆弾がボンボン・・・」
とか、体験談というよりは、
私がわがままを言うとすぐ戦争の話をしだしてて、
体験談という感じではなかったですね(;^_^A
母方の祖母も戦争経験者だけど、
これについてもかなり昔に話していて私もほとんど覚えていないし、
認知症が始まってからは話すこともなくなりましたね。
だからこういう本に、
体験談書いてあるのは貴重ですね。
それでも川上さんのご家庭は、
川上さんのお父さんの心の広さ懐の深さが垣間見えて
とても人に恵まれている環境だと感じますね。
この時代だと、
離婚しても実家には帰らない、が当たり前だったと思うんです。
それでもお父さんはそれを覆すかのように
「戻ってきなさい」
と伝えたのは確かに珍しいですね。
お父さんも人のために働く人であったから、
世間のこともいろいろ知っていたんでしょうね。
だからこそ川上さんに、実家へ戻ってきてと
伝えたのかもしれないですね。
戦争中、終戦直後の日本は
本当に貧しい世の中だったと思います。
あまり自由もないような中で何か少しでも幸せを探す、
小さなことでも感謝できる川上さんの心は
お父さん譲りかもしれませんね。
そういう性格が、長年の時を経て素晴らしい縁として
いろいろな人を川上さんに引き付けて、
川上さんもいろんな人に引き付けられる存在になったのではないかな~
なんて思います^^
100年近い人生を歩んできたからこそ聞ける、人生の体験談。
変化に柔軟に対応できるのがいい
時代と共に保険商品は変化していくし、
経済事情も諸々変わってきましたよね。
今では保険の営業にはタブレットのようなPCは
欠かせない存在です。
昔はもちろんそのようなツールはなかったので、
導入されたら慣れていくのも大変だったことでしょう・・・。
今は何でもPCとかタブレットだもん。
スマホの契約や美容脱毛の契約もタブレットに、
ペンタブでサインしますよね~。
来店型保険ショップも増えてきて、
ネットで入れる保険も増えてきたので
競合他社も増えているだろうし・・・。
それらの情勢について常に知識をアップデートしていかないと
どの仕事でも生き残っていくのは難しいですね。
川上さんも常に新しい知識へアップデートし続けているからこそ、
ここまで長く働いて信頼を得られているんだと思います(^▽^)
もし頑固な性格で、
PC使えないからやらない!
こんな時代についていけない!で
投げ出していたら、
誰もサポートしてくれないし働きづらくなるし。
たまにこういう頑固な性格の人みたいな人いるけど、
大概距離を置かれているか辞めていますわ・・・。
現在の川上さんの姿に、とても興味があります。
引き続きニッセイで働き続けているのか、
もしくは本当の”老後の生活”を楽しんでいるのか。
元気に過ごしているようであれば、それはそれで何よりです。
なんか”昔の人だから”と括るのも、
おかしな話ではありますが、
昔の方が人付き合いや近所付き合いって、
今よりもかなり根強くて深かったと思うんです。
近所で助け合うとか、困った時に家族や近所に頼るとか。
だから保険の契約の取り方も、
ご近所一斉に、友人一斉に、というのが可能だったのかもしれません。
(私の勝手な予想です)
ある意味現代のように情報がたくさん出回ってなかったから
「この人であれば!」という信頼を
寄せやすかったかもしれないですね。
ここまでできれば本当にやりがいあるんだろうな~!
本日も読んでいただき、
ありがとうございました!
次回の記事もお楽しみに!!