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【本の感想】”生保レディのリアル”は本当にエグい

生保レディ経験者の成功談よりも、
体験談の方が個人的に好きです。
だって成功談聞いたって( ´_ゝ`)フーン
としか思えないもん!笑


どーも!わしです(^▽^)/
※変換したら和紙って出ましたww

私については、
こちらの自己紹介記事をご覧ください!


久しぶりの読書感想記事です。



今回は、図書館で見つけた本、
『生保レディのリアル 私の「生命保険募集人」体験記』
を読んだ感想を書いていきます!

著者はフリーライターの時田優子さんです。


いつ頃の話か、特に書かれていませんでしたが、
出版は2020年です。
これから私が書く話も、
私が生命保険会社で生保レディとして
在籍していた時の話になるので、
MAXで2018年の1月頃までの話になります。
正直それ以降は知りません(笑)ww


・・・そう思うと生保レディ辞めてから、
6年?7年?くらい経つんですかね。
コロナ禍も挟んでいるから、
結構状況は変わってきていそうな気もします。



そういや生保レディの求人見たことない

生保レディは基本的に求人を出していなくて、
友人知人の紹介で採用イベントに呼んだり、
ハローワークの前に立ちんぼして声かけたりして
仕事に誘っていましたね。


というか、生保レディの求人募集しているの、
見たことがない。笑
私がたまたま見ていなかっただけであって、
もしかしたらあったのかもしれませんが(笑)

私が転職活動をしてた頃に、
来店型保険ショップの求人だったら
見たことがありますwww

この時田さんも以前の仕事で一緒になった方から
紹介を受けて入ったみたいですが、
確かにそういう人いましたね。


ちなみに総合職の採用であれば、
各社のリクルートページに書いてあって、
新卒者や第二新卒者を募集していましたね。

あとは内勤職や障がい者雇用での
間接部門的なところへの募集を掛けているのは
見たことがあります。


私も転職活動時に、
某生命保険会社(自分が在籍していたところではない)の
内勤職の募集を見つけてエントリーしたことがありますが、
普通に書類選考で落ちました(笑)
多分、エントリーシートがカスほど空白だったので、
それが悪く影響していたと思います(笑)


採用イベント、実は私は行ってない

採用イベントをやっているのは知っているし、
かくいう私も、在籍中に採用イベントに
友人を誘ってみたことがあります。


ちなみに私自身が生保レディに誘われたときは、
そういう採用イベントには行きませんでした。


大学時代の同級生に会社説明会に誘われて、
いきなり説明会に行きました。
その時に、当時の支部長から
いろいろ言いくるめられた(言い方)感じですかね。

確かに支部長とかトレーナーは、
「素敵な人ね」とか「一緒に働きたい」って
まぁ決まり文句のように言ってきますよね。
多分生保レディ採用あるあるだと思う。


だから、実際に”営業支部”(オフィスとか言われるところ)
へ行ったのは入社してからでした。
入社してからもしばらくは支社の研修室にいたので、
その支部の雰囲気も全然分かりませんでした(;^_^A


正直、初めて行った時には圧倒されたのを覚えてます。
壁には成績表が貼ってあったり、
朝礼では成績発表があってやたらと拍手をしたり、
支部長が、他の支部の数字を抜いて1位になったのを
やたらと喜んでいたり・・・。
超新人の自分からしたら「?」でしかなかったです。



勉強期間はそんなに厳しくなかった

生命保険一般課程試験の勉強会
(2週間の研修)は、
確かに毎日お弁当が出たから、
比較的家を早く出ないといけなかった私にとっては、とてもありがたかったです。

※実は結構遠くから通っていました。


私がいた支社は結構いいお弁当が出た気がしますが、
こういうのは支社によっては違うんですね・・・。


しかしお粗末なお弁当が出るのは嫌だし、
だからってお弁当を断って食べずに、
自分が食べたいものを食べようとすれば何か言われるって
それもそれで嫌ですね・・・。

出席した時点でお弁当がいるかどうかも聞けばいいし、
大人でもアレルギーある人だっていますもんね。

今思えばそういうところで
「ここはいい会社なんだな」って
洗脳してきていたんですかね~。


そして休憩時間に引き止められるというのは、
ちょっとおかしいですね(;^_^A
私の時はそういうのはなかったし、
特に外出しようとも思いませんでしたが、
過去に逃げようとしていた人がいたから、
そういう風にしているんですかね?

街中にあるビルだったので、
何かあれば昼休憩の時には用事を済ませられましたね。

そういえば昼休憩時間とか、
毎日どこかの支部の支部長が差し入れをしに
研修室に来ていることがありました。
なんか毎日すごい差し入れが来たんですよね。
ちょっと高そうなお菓子。
すごい必死さが伝わってくる・・・。



人権研修、正直あまり覚えていない

確かに年に2回くらい、人権研修がありました。
けど、別に誰か講師を呼ぶとかではなく、
ビデオを見て学ぶみたいな感じでした。

基本的にこういう研修については、
支部長が指揮を執っていましたが、
ビデオを流されただけで終了。
あとは何回か流しておくから見ておいてスタイルでした。
まじで本当に流しっぱなしで誰も見ていない。

ちなみに時田さんが見ていた研修ビデオだと、

・タバコ好きな男性がタバコをふかしながら煙草の臭いが苦手な男性に声を掛ける
・話しかけているのに返事がなく、気が利かない人と思ったらろうあ者だった
・結婚式の日取りを決めるにあたり暦を気にするかしないか
・男性がオフィスでうっかり「女性の幸せは結婚」と口走ってしまったこと


人権というよりも
他人への配慮とか、こういう人もいるとか、
古い慣習にしばられないとかそういうレベルじゃない?
と私も思いましたね(;^_^A

しかも人権とか言いながらもね、
人が嫌がることを平気でしたり、
セクハラ、パワハラまがいなことを言ったり、
”普通はこうだ!”みたいな言い方する人いたり、
そんなんばっかでしたよ。

今ほど寛容ではなかった時代だったので、
そういうのがまかり通っていましたね。


というか人権研修するくらいならさ、
時間外労働を当たり前にさせたり
休日出勤するのを強要したり
最低限度の生活を営めない給料にしたりするの
やめてほしかったんだがwwwww

それこそ人権侵害やろ(笑)



朝礼が1時間とかバグかよ

朝礼が1時間以上になるのは、
本当にあるあるでした。

だからこの次の会社の保険代理店の時、
朝礼が5分程度で終わった時は、
え、朝礼ってこんなもんなの?って思いました(笑)

その朝礼の時間で、アポ取りの電話、
通常「アポ電」の時間を設けられたりしました。
当時はアポ電で伝わったんですが、
今はどうなんですかね?
特殊犯罪の前兆で「アポ電」という用語が浸透しているから
使われなくなりましたかね?

・・・どうやら詐欺や強盗の前兆電話の意味合いが
強くなってしまったようだ。


まぁそれはいいとして。



朝礼が長いことについては、
別に今やらなくてもいいのに・・・というものばっかりでした。

あとは支部長も

「今日は大事な〇曜日です」
「今日は〇〇締め切りです」
「今週は勝負の1週間です」

とか常に言ってました。

休む暇も与えられない毎日ですね。



ノベルティもほぼ自腹で経費精算できん

ノベルティも専用のカタログから選んで買っていました。
会社から支給されるわけじゃないんですよね。

時々新人だけに支給されるノベルティもありましたが、
正直それだと足りなかったです。

なんだろう、ポケモンでいうとチュートリアルの時に
モンスターボール10個とか、
キズぐすり10個とかをライバルの子や
フレンドリィショップの回し者からもらう感じ。


ティッシュはめっちゃ使っていたので、
支給分だけだと足りなくて注文していました。


それも全部給与から天引きされたし、
何か施策でゲットしたものもそれ相当の金額が
所得に加算されました。
もう現物支給ですね。


夏場のうちわとか、冬場のカレンダーが
一番経費が掛かったかもしれないです。

絶対会社は儲かっているはずなのに、
ノベルティを生保レディたちに負担させるのは
ケチだなぁと思いますけどね。
経費精算とかの次元ではないです。



”コンプラチェック”は抜き打ちで来る

個人情報が適正に取り扱われているかどうか、
そのチェックがメインでしたね。

机の中やカバンの中をチェックされたし、
車を使っている人は車もチェックされていました。

机の中でも引き出しには
個人情報のある書類とそうでない書類と
BOXを分けないといけませんでした。

カバンだと個人情報用のフォルダと
そうでないフォルダも分けないといけませんでした。

一度机の鍵を掛け忘れて帰宅したことがあり、
運悪くその翌日がコンプラチェックで即指摘を受けました。

当日の朝支部長からLINEがきて、
「コンプラチェックきたよ」
「机開いてたよ」

ってメッセージがあったときはまじで終わったと思いました。

後日コンプラチェックのフィードバックで
朝礼で全員の前に立たされました。
(その時同様の指摘が数人いた)
なぜこうなったのか、
今後どう気を付けていくのかということを
全員の前で伝えないといけなかったんです。

忘れたもんは忘れたんだし、
そこまで徹底するなら支部長が全員の机の鍵が掛けられているのか確認してから帰ればいいのに。
とか思ったりもしました。

あと一度だけ、
そもそも持ってはいけない書類を私が持っていたみたいで、
勝手に私のカバンからその書類を引っこ抜かれました。
その時は無断で出されたもんだから、
私もブチ切れたらお咎めなしになりました(;^_^A

というかさ、
持ってはいけない書類を出力できるようにすんなよ・・・。



給与形態がまじで分かりづらい

給与形態が分かりにくいので、
新人用のガイドブックを見ても、
新人のうちは理解できませんでした。

だから給与がどのタイミングで、
どういうことをすると下がるのかも分からず、
ある時2カ月連続で成績が基準を下回っていたら
給与が一桁になってしまったことがありました。

当初は給与が14~16万と聞いていたのに、
全然違うじゃないか!とトレーナーに怒ったことがありました。

トレーナーに怒ったところで、
何も変わるわけがないんですがね(;^_^A


そして何とか入社から1年後に、
支部長とかトレーナーのおかげで職選は通って昇格できました。
しかし正直なところ自分の力で上がったわけじゃないし、
ここまでしないと昇格できないとか、
今後難しいじゃんと思ってしまいました。

たくさん契約をもらって給料増やす以前の問題。

さらには全然成績が上がらなくなると、
全くゼロになるわけではないけど、最低賃金保証がされます。

私も何度か給与明細に『最賃保証』って表示があり、
これは3年目辺りで発生していました(´;ω;`)

そもそも3年目にもなって最低賃金保証って
意味が分かりませんでした。
(全然成績が上がってないから当たり前ではある)

バイトしている大学生の方が全然稼げているじゃん。

当時(25歳くらい)の周りの友達の仕事の状況や
平均年収を調べると自分がはるかに底辺だと思い、
転職しないと生活もままらない状況だと焦り始めました。


あとは給与支給日に、
親睦会費として1,000円徴収されましたね。
誰がどう管理しているのかよく分からなかったけど、
飲み会とか何かあるときにはそこから出していたような気がします。

この親睦会の担当も、新人と先輩で1人ずつ選出となり、
1年で交代という感じで回っていました。
しかし新人がすぐやめるから先輩が一人で
いろいろやっていることが多かったです。

・・・というか、あの手癖悪い子が
親睦会担当じゃなくてよかったわ(笑)
みんなのお金持ち逃げするところだったし。



派手な見た目の生保レディは少なかった

私の生保レディ時代の服装は、上下スーツでした。

というか、私の支部はほとんどの人がスーツで、
成績のいいかなり年配の人は”THE生保のオバチャン!”
て感じの派手なスーツを着ていました。

他の支部でも、
年配の人かつ長年いる人はそういう格好をしていた気がします。

なんだろう、自分が小学校や中学校の入学式や卒業式の時の
保護者(特にお母さん)の服装みたいな感じ。

若手の人で派手な、
それこそ平成初期のバブリースタイルみたいなのは
いなかったですね。
いたとしたらやたらとスカートが短くて、
髪色が金髪とかそれに近い、”ケバい”って感じの人ならいました(笑)


身なりはそんな派手じゃないけど、
車が派手な人はいましたね。
支部長クラスはレクサスが多いし、
私の支部の年配の人もBMW乗ってました。
そんなのでお客さんの家行ったら怒られそうですね。
敢えて軽自動車で動いている人もいました。



上司とケンカもしたよ

上司(支部長やトレーナー)とケンカすることもありました。

こっちもこっちで
かなり精神的にも体力的にも疲弊してきているのに、

・時間外(17時以降)も働け
・休日も働け
・休日にお客さんの家へ行って話ができれば振休でOK


休ませてもくれないのかよ(´;ω;`)

特に独身で一人暮らしで時間に融通の利く
超絶上司にとって都合の良いステータスの私は
まじで2年目からこういう扱いでした。

わ し に ん げ ん や ぞ 。


早く帰ろうと思えば

「何で帰るの?」

休日に休もうとすれば

「数字どうするの?」

人間扱いしてないだろ。

そして休日の話(ガチで休日を過ごした時)を上司にすれば
「人間らしい生活しててよかった」

人間らしい生活させてくれないのテメーらだろうが!!!!
って言いたかったですがもう何も言い返すほどの
力なかったですね。




・・・まぁ生保レディって、
賛否両論あるお仕事ですよね。

万が一があった時は
「本当に助かりました!ありがとう!」
と言われてやりがいがあるけど、
そうでないとまず毛嫌いされがちですし(;^_^A
「保険?いらないよ」
「うちは結構です!!」

って断られる方が多いです。

まぁ”保険営業=しつこい”という
昔からのイメージがそのまま根付いているのが
そもそもの原因かもしれないんですけどね。


本を読んでいる感じ、
時田さんは頭の回転が速い方だなと思いました。
だから結構正論を言っているようにも思えて、
それに答えられない上司・・・あるあるやな。
って笑ってしまいました。

私もアホながら正論ぶちかましたことがありましたが、
サラッと話題変えられてカチンときたことがありましたね。
結局は上司が絶対な世界・・・。

まぁ今はどうか分からないですけどね(笑)
※ほぼこの言葉に尽きる



最近は完全歩合制とかではなく、
固定給制に変わってきているようですね。
むしろ個人事業主という扱いを
やめたらいいと思うんですよ。
まぁ簡単にできる話ではないのは分かってますし、
経験者の一意見でしかないですがwww


ちなみに私は生保レディを辞めてから
すぐに次の仕事(保険代理店)に就きましたが、
もしこれが体調不良で退職したり、
次の仕事が決まらないまま辞めたりした場合、
傷病手当金とか雇用保険の失業給付とか
ちゃんと受けられたんかな?
って思います。

傷病手当も基本給がベースになるし、
失業給付も過去の給与がベースになって計算されるし
どうなるんだろう?

無知でこの仕事に就くのは結構リスクがありますね。


とはいえ最終給与の手取りが
35,000円だったのは本当にカスすぎて笑った!

そりゃあ離職率高いのも分かりますわ。



本日も読んでくださり、ありがとうございます!
次回の記事もお楽しみに!!




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わし @わしの社会人10年のふりかえり
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