私はいつも頑張ってしまう。
精神的にも常に。


幼少期より常に命に関わる家族の病気の心配し、自分が後回しになり、毎日緊張する生活が板に着いていたので、誰かに、


「そんなに頑張らなくて良いんだよ。」


と、言われても、どうしてよいのか分からないまま、気が遠くなるような永い年月を過ごしてきた。


けど、3日ほど前にふと気づいたことがある。


「自分を犠牲にしてまで頑張るから、相手は甘え何も変わろうとしないんやわ。」

ということに。。


その時、思わず出てきたセリフは、

「なんかバカみたい、、、」


そして、

「私のやってきたことは無駄だったのかな?
でも、私、一生懸命だったよ?」

「それしか分からなかった。」

そう思うと涙が止まらなくなり、もう仕事どころではない。


迷惑かけることは重々承知だが、

『暖かい料理で自分を満たそう。』
『話を聴いてもらおう。』

となり、お店が空くであろう時間帯を狙って、
“おばんざいカフェいやしあん“
に、車を走らせている私だった。


オーナーの弘美ちゃんは、
ただならぬボロボロの私の雰囲気を察したのか、
食事が終わった頃を見計らって、
優しい笑顔とともに、
そっとケーキと珈琲を私の目の前に運んできた。


この時点ではや涙腺崩壊。
今まで我慢していたことや、
私の生き方は間違っていたのではないか?
もう、こういうのやめた方が良いと判ったけど、ずっと辛かったんだ。


みたいな戯言を一気に喋る私。
一言も否定せず、うんうん頷いて聴いてくれる。


誰かの前で、なりふり構わず、こんなに泣いたのは何年ぶりだろう?
少しは人間らしくなったかな。


胸の内を吐き出し、さんさん泣いて落ち着いた頃、弘美ちゃんはささやいた。


「ずっと我慢して、親からの刷り込みも有ったんだろうけど、辛かったね。」

「頑張り過ぎて休むことへの罪悪感も有ったやろ?感覚が麻痺してたことすら気付かずに。」

「けど気づいて良かったじゃん!
言いたいことは言った方が良いし、嫌なことを無理してやることじゃないよ。」


も〜〜!
またもや、涙が滝のように溢れて止まらない。
ほんとだね。その通りだわ!


大げさかもしれないけど、今、
『生きてるっていいな〜。』
そんな風に思える。


久しぶりに長居して帰る頃には、雨が止み始めそうな空模様。
雲の隙間から光が差してきていたもの。


私の心の中、そのまんま。


弘美ちゃん、
あたたかいおもてなしに、
たくさんのお土産。


崩れて壊れそうな私には、とても嬉しかったよ!
私は、救われたわ。
もう、必要以上に人に干渉し心配するの卒業する。


それから、いつか何かの時には、
今度は、私が弘美ちゃんの支えになりたい。

その為に、【顔晴る私】になっていくよ。

長くなったけど、良い年をお迎えください。


この一年、あなたがいてくれたことに深く感謝します。

“おばんざいカフェいやしあん“
の癒し料理は最高よ!

ありがとう!
優しい愛をご馳走様でした!

(※ご本人の了承を得て投稿しております。)

いいなと思ったら応援しよう!