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久しぶりにバレエの世界へ♪(バレエ鑑賞が初めての方へ)


※この記事内での「バレエ」は、すべて「クラシックバレエ」を指します。

私は幼少期からクラシックバレエを本格的に習っていたものの、最近はもっぱら「鑑賞する」専門に・・・
ここ5年ほどは、その「鑑賞する」ことすらからも遠ざかっていました。
そんな中、ふと、「ザハロワさんを生で見てみたい!!!」と思い立ち、行ってまいりました!

ザハロワさんとは、スヴェトラーナ・ザハロワさん(ボリショイ・バレエ団 プリンシパル:2024年9月現在)です。
※プリンシパルとは、主役を務めるトップのことです。
元々昔から有名なバレリーナでしたが、私は直接拝見する機会がないまま、最近ではもっぱらSNSで動画や写真をチェックするしかありませんでした。

今回鑑賞した公演内容の詳細は割愛いたしますが、はじめに舞台袖から出てきただけで、すでに衝撃的でした。
圧倒的なオーラとスタイル。。。
もはやバレエテクニック云々の論争は不要なほど。存在自体がTHE・バレリーナでした☆

ザハロワさんと同じ時代に産まれ、日本で、自分の目で、ザハロワさんの踊りを直接観られたことは、本当に奇跡的で感慨深い経験でした。
会場全体がスタンディングオベーションでした!!!

■バレエを身近に感じるには?

”バレエに触れる”方法

前述のように、今は世界中に素晴らしいダンサーがたくさんいらっしゃいます。
バレエは総合芸術です。踊りはもちろん、衣装や舞台装置、そして音楽までのすべてを一度に楽しめてしまう、おトク感を感じざるを得ないものだと思っています( ´艸`)

バレエに馴染みがない方でも、今は様々な方法でバレエと出合うことができます。
 ・SNSで見る  
 ・雑誌や書籍で見る
 ・テレビやDVD、映画等の映像で見る
 ・他の方が習っているのを見る
 ・劇場に足を運んで鑑賞する
 ・自分がバレエを習う
…etc.
現代はいろいろな媒体がありますし、ステキなダンサーや作品についての紹介を目にすることも多くあるでしょう。
「観る」側と「踊る」側でもまた違った楽しさや発見が得られます。
今は未経験の大人のバレエクラスも増えていますし、自分が「踊る」側もぜひ気負わず触れてみていただけたら世界が広がるかもしれません?!

好みは人それぞれ(それが芸術のいいところ☆)

バレエは「芸術」ですから、作品やダンサーの好みは人それぞれです。
 ー王道なクラシックバレエ大作(白鳥の湖など)
 ーアクティブな作品
 ーコミカルな作品
 ーストーリー性の高い、しっとりした作品
 ー物語性のない、テクニックを重視した作品
 ーパッションの強い踊り方をするダンサー
 ー上品で正確性に富んだダンサー
 ー個性的な役が得意なダンサー
 ー表現力が高いダンサー
…etc.

ドラマや映画の俳優さんと同じように、一人のダンサーでも、踊る作品や役によってまったくキャラクターが変わります。
(その中でさらに、”似合う”役というものがあります)

一般的に、全幕物のバレエでは、同じ作品が数日間上演され、配役が日時によって変わります。
そのため、1つの作品をいろいろな配役で見ると、またさらにバレエを楽しむ幅が広がります。


■私がバレエを習ったことで印象的だったこと(マニアックな視点あり)

・礼儀

礼儀が身につくということは、他の習い事でも一般的によく触れられることだと思います。
ただ、バレエが特にすごいと思ったのが、「実際に会場へ足を運び舞台を見に行く」という経験を通して、先生や仲間だけでなく、まったく知らない方に対しても自然と気遣いを学べることだと感じます。
(後述「■バレエ鑑賞時に気を付けたいこと」参照)

・裁縫の技術

自分で衣装を手直ししたり、トゥシューズのリボンを縫い付けるなど、バレエでは意外と裁縫の技術が必要になる場面が多くあります。
引退した今でも、通常の洋服のちょっとしたお直しであれば、バレエの時に得た裁縫知識で対応でき、とてもよい経験だったと今でも感じています。

・男性ならジェントルマンになれる?!

舞台上での男性ダンサーの動きを観察してみてください。
男性は、女性と一緒に踊った後に客席へ向かってお辞儀をする際、必ず女性を前へエスコートします。
日本だと、エスコート自体、街中でほぼ見かけない気がしますが、バレエの舞台上では当たり前です。

私がある会場へバレエを見に行ったときのこと。
客席にダンサーらしき男女のグループがいました(普通の服装でいてもダンサーは素敵な出で立ちなので、わかります 笑)。
会場に入る際、男性がドアを開けて、女性に「どうぞ」と、まるで舞台上の演出のように手を差し出していました。
もちろん、その手の差し出し方も立派なバレエ風で、私はとてもカンゲキしてしまいました\(◎o◎)/!
普段から舞台上で女性に対してそのように接していると、日常生活でも自然とそのような行動ができるようになるのだろう、と。。。
日本で貴重なジェントルマン・・・!!!

・フランス語の学びが有利

バレエの動きを表す用語は、フランス語です。
そのため私は大学で英語ともう一つ、第二外国語を選択するのに迷わずフランス語を選びましたが、確かに知っている単語が多く、大変有利でした。
例えば1~10までの数字も、1~8までは普段レッスンでカウントしていて自然と覚えていますので、9と10だけ覚えればよいという状態でした 笑

■バレエ鑑賞時に気を付けたいこと(特に初めての方にオススメ情報)

今回久しぶりに劇場へ足を運んだことで、改めていくつか気付いたことがありました。
あくまで私の個人的な気付きではありますが、これからバレエ鑑賞へ行く予定の方、特に初めての方やお久しぶりの方の参考になると思います。

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