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雜記

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思考以上言明未満のものたち
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#自己紹介

それでも、星を追う

 全てのものが腐乱するような日曜日だ。冷蔵庫を開ける、意味はない。閉める。意味は生まれない。夜の底で冷たく絡まり合う洗濯物に手をつける。「四月は最も残酷な月」と詩人が言ったのを思い出して、生活は呼吸や心臓の動きのように、意識せずともここに在る、在ってしまうことに気がつく。もはや意味の発生しない最小の領域と単位で、在るだけの生活に慣れてきたところだ。遠い声がゆき過ぎる。遠い部屋に生きる人々が、同じようにして記憶の通路を通り過ぎる。  カーテンの隙間から一条、街灯のLEDが鋭く

#0 抜錨の志

序 オンラインの世界って実はいつも明るくって、黎明の夜は来ないって、僕は信じてます。だから、こんにちは。  noteを初めて使って、文章を書いてみようと思います。自己紹介代わりの、これからこの無尽蔵の電子の海へ漕ぎ出す、一艘の帆船を送るような鮮やかな気持ちで。 「自分という色彩」のはなし 「永いこと家にこもっていると、多分旅行とかに行くよりずっと自分のことが分かるようになるんじゃないか」というようなことを、最近耳にした。たしかに、家にいると物理的に鏡を見る回数も多くなるし