![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81244716/rectangle_large_type_2_d17642ad84318d270589e715c96aa915.png?width=1200)
身体はスルメで出来ている 2022/06/23
・このnoteを読んでくれている数人の方、いつもありがとうございます。
アラサーぼっちおじさんの愚痴のような吐き溜めを見て、可哀想な気分になったり優越感に浸ったりしていることでしょう。
ただ今日は声を大にして言いたい。
人生で食べたスルメの量では負けないからな!!!
威張れることか?
でもこれくらいしか他の人に勝てるもの無いから……。
ちなみにタイトルは「体は剣で出来ている」ってやつのパクリ。元ネタはFateらしい。見たことないけど。
生涯通して食べた食物の中でスルメがかなりの割合を占めているので、リアルに身体の何パーセントかはスルメで構成されていると思う。
・何回か書いてるが、生まれは北海道のめちゃくちゃ北の方。
漁業と酪農しかないような土地で、娯楽は極端に少なかったが食べ物は良いもの食べさせてもらってた。
それに酒飲みの父親がいる。
毎晩夕食後に乾物(スルメとか干物の魚とか)でビールや焼酎を嗜み1人で優勝していた。
(数年後に痛風で苦しむことになる)
そんな家庭で生まれ育ったので、子供の頃からおやつとしてスルメを与えられていた。
・ほぼ毎日スルメを食べていたと思う。
家のレンジの下には備蓄用の食材やお菓子がストックしてあるのだが、そこに必ずスルメも常備してある。
小腹が空いたらそこからスルメを取り、くっちゃくっちゃ食べながらゲームをして遊ぶ。
宿題をやるときのオトモにもスルメ。
夏休みはスルメの消費量が増える。
ピアノの練習をする時も口の中にはスルメ。
譜面台にスルメを置いて、モグモグしながら練習し、食べ終わったらまたスルメを補給する。
ピアノの調律のおじさんが来た時に、何故かピアノ本体の中からスルメが発掘されて爆笑された。
とにかくおやつ代わりにスルメ。集中する時もスルメ。何もしてなくてもスルメ。
スルメならいくらでも食べられる。そんな子供だった。
可愛くねえな。
・果てにはクリスマスのサンタさんからのプレゼントもスルメ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81244497/picture_pc_d0d5587f3094b15419904daacd16ad35.png?width=1200)
こういう大容量のケースに入ったスルメ。
毎年のクリスマスの朝、枕元にスルメが置いてあってテンション爆上がりする子供だった。
このスルメをしゃぶりながら冬休みの宿題をするのと年賀状を書くのが冬休みのルーティーン。
(クソ田舎なので30日くらいまでに出せば元旦に届く)
といっても25日に貰って27日には食べ尽くしている。
3箱くらい欲しかったな……。
・スルメにも種類があるが、どのスルメも好き。
あたりめ、さきいか、いかくん(燻製のやつ)、スルメジャーキー、するめソーメン……
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81244895/picture_pc_c81a3e5cc9d613f6205d675f5fa2a254.png?width=1200)
(画像はこちらのサイトから引用させてただいた)
1番好きなのはプレーンのスルメ。
味付けなしのシンプルなやつ。子供の頃からこのスルメが1番だった。
慣用句?のスルメと同じく、噛めば噛むほど味が出る。
ほんのり塩味で、いつまでも噛んでいられた。
中でも腰の部分が格別に美味しい。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81245248/picture_pc_fe8631b03e31a068af3b8ac1da39c005.png?width=1200)
スルメはゲソ部分と胴体部分で簡単に切り離せる。
ゲソが全て繋がった根元の部分を僕は腰と呼んでいる。正式な呼び方なのかは知らん。
食べたことある人ならわかると思うけど、ゲソに比べて味がかなり濃く、旨味も強い。
好きなものを最後まで取っておく派なので、ゲソを全て食べて、胴体を食べて、耳(三角のところ)を食べて、最後に腰を食べるのが自分の食べ方。
・大体のスルメは処理がしてあるのだが、稀にトンビが付いたままのスルメもある。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81245574/picture_pc_89797b3abd71f0b92b2651d16104a34d.png?width=1200)
本来は腰の部分にイカの口?があるのだが、硬い貝殻みたいな歯※が付いてるので基本的にはスルメに加工される時に除去されてしまう。
(※顎板という部位らしい。食べられない)
ここがね……食べにくいけど旨味が他の部位とは比べ物にならないくらい詰まってて美味いんだ……。
昔はトンビ付いたままのスルメを食べてた気がするんだけど、今は画像検索しても出てこない。
トンビ単品で珍味になってることはよくあるんだけど、付いたままのスルメは絶滅したんだろうな。
こちらのサイトから画像も引用。
てか詳しいなここのサイト。
ただエサを食べるための口だと思ってたけど、ここから水を吹いて進むらしい。
イカすげー。(適当)
・オススメのさきいかを紹介しよう。
ちょっとスルメからは外れるけど、さきいかも大好き。
(イカならなんでも好き)
イカの本番、函館の朝市のさきいか。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81282876/picture_pc_cfd7fcb2eccee2d57e1bc0b4cb010ed4.png?width=1200)
(引用)
焼きたてホクホクのイカを機械で割いて、次々と出来たてのさきいかが飛び出してきてポップコーンのように山盛りになってる。
こうやって店舗販売してる店が何店舗かある。
コロナ禍の前はここから直接トングで試食させてもらえたんだけど、焼きたての温かいさきいかってビックリするくらい美味しいのよ。
こんなの試食したあとに買わずに帰ることなんて誰ができようか。(反語)
僕は1000円のパックを3袋買いました。(チョロい)
ちなみに「函館こがね」というさきいか、美味すぎて無限に食えるので函館とか北海道に来た時はもちろん北海道物産展とかで見かけたら買ってみて。
・スルメはカロリーが低く高タンパクで、めちゃくちゃ噛むので満腹感も得やすく、そして何より美味しい。
ダイエットに適してるらしい。
が、プリン体が多いので痛風には注意。
ちなみにスルメは漢字で鯣と書く。
易しいって訳じゃなくてモロ形から取ったんだろうなあ……。
易の下の方ゲソっぽいよね。
みんなもスルメしゃぶって生きていこう。(適当な〆)
いらん写真
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81292058/picture_pc_f42e04c536228d4972e5387b76cf4b3b.png?width=1200)
久々にオムライスを作った。
手首トントンの術が使えないので箸で頑張ってひっくり返してオムレツにして、ご飯の上でパッカーンした。