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今まで制作してきたクリエータの方々のボードゲームを紹介します

20年以上もボードゲームを作っていると沢山のクリエーターからオリジナル製作の打診があります。LOGY GAMES自体は山本の作品を世に出す個人パブリッシャーなので皆さんが望む量産商品化は出来ませんが、それでも世に出すお手伝いはしてきました。
今までご依頼いただいたクリエーターの作品を簡単ですが紹介したいと思います。

東京都在住のDan Huffman様考案「TOT」

PCゲーム用に考案した自作ゲームをリアルボードゲーム作品にしたいとご相談を受けて制作しました。
PCゲームなので駒数の制限がなかったので、ボードサイズを最適化してから作りました。
「TOT」(The Octagon Theory)

福岡県の津村様考案「Amen」

古代エジプトのピラミッド建設をイメージした石取りゲームです。
ダイスの目に従って持ち石を並べ、ボード上の石を飛び越えて獲得した数を競うゲームです。

アブストラクトゲーム博物館の中島様考案「Flip Flop」

敵の陣地への上がりを狙うレースゲーム。
駒を動かす度にひっくり返し、駒の動く方向が変わるシステムです。

株式会社アーヴァイン・システムズ CEO & Founder
アブストラクトゲーム博物館館長
今までに7つのゲームを考案しています。
FlipFlop(2009)、RinneTensei(2009)、Amoeba(2010)、T4(2010)、Honey Donuts(2011)、Renaissance(2012)
The Ring World(2009)はゲーム学会第7回ゲーム作品コンペ優秀賞を受賞した、まったくユニークな発想のPC上のアブストラクトゲームです。

Renaissance(ルネッサンス)ウッドフレームボード

このゲームは、2つのPhaseを通して、都市の再開発をモチーフしています。都市の再生という意味から、Renaissance(ルネッサンス)と名づけられました。

Honey Donuts(ハニードーナッツ)

中島雅弘さんが2011年に考案した 「Honey Donuts」 です。
自分の色の駒(3個)を移動させて駒をボード枠から押し出します。押し出された駒は反対側のマスに戻ります。 敵の★マーク王様駒が押し出したら勝ちとなります。

Amoeba(アメーバ)

中島雅弘さんが2010年に考案した 「Amoeba」 です。
駒を移動させてボード上の駒(自分の駒も含めて)に積み重ねる(スタック)ことによって駒の駒の移動距離が長くなります。
最終的に敵のKarnel(将軍)駒に自分の駒をスタックすると勝ちになります。ヘキサゴン(六角形)ボードの交点と経路を活かしたゲームです。 移動には2つの方法があり、スタック駒数だけ全体的に動く方法と、スタック駒をバラシながら動く方法です。

電通大の伊藤先生考案「Diamond Quest」

5五将棋を元に駒とボードをりデザイン。
駒のアイコンを宝石に見立てて駒の動ける方向がデザインされています。

加藤靖之(かとう やすゆき)  初めてのアブストラストゲームとして、「Ponte」を考案。

4×4マスのとても小さなボードがメインの戦場になる連結系のゲームです。 こんな小さなボードでゲームが成立するのがとても不思議に思えるゲームです。 挟んで取り除いた敵の駒を敵の持ち駒に返すという、何とも不思議な感覚を理解して戦略をたてなくてはなりません。 最初はポカをすると4手でゲームオーバーとなります。決して長い時間のゲームではありませんが、かと言って簡単に決着がつくとも限りません。

ちなみに「ポンテ」はイタリア語で橋の意味です。なのでボードデザインは月と太陽を結ぶ橋を作るイメージにしました。
お薦めゲームです。

「三浦久雄」(みうら ひさお)TRYPAS(トライパス)

京都在住 発明家&ゲーム作家
株式会社フェニックス代表取締役
phoenix.milmil.net
アブストラクトゲーム開発歴
2005年「トルーゴ」 学研「頭のよくなるゲームⅢ」に採用
2011年「トライパス」
駒の取り合いと数字の足し算を組み合わせたゲームです。
三角形ボード上の5色各3個=合計15個の駒を1個づつボードから取り除き獲得駒にします。
敵味方駒の区別が無い公平(インパーシャル)なゲームです。 駒は色によって得点が決められていて、ゲームに勝った方のみが得点できます。
お子さんから大人まで気軽に楽しめるお薦めゲームです。

ゲーム作家「Hiro OTA」

Hiro OTA 岩手県出身
パズルやボードゲームを通じて復興支援中 今までに2つのゲームを発表しています。
Memomat(2010)、Marble Colosseum(2012)
Memomat(2010)は創作ボードゲームの国際大会第11回Premio Archimedeにおいて “Sebastiano Izzo”特別賞を受賞した、多人数型のアブストラクトゲームです。
2人~4人でプレーできるリバーシーです。ただし自分の駒の裏側が白面(ニュートラル)になっているので、 少しの記憶力とリバーシーとはちょっと違った戦略が必要です。

独棋 2人対戦

Stew Eucen
職業:スマートフォンアプリ制作、パズル作家
出身:大阪
AndroidとiPhone/iPad向けのスマートフォンアプリを通じて、自作のパズルやゲームを発表する活動をしています。 作成したオリジナルパズルには、チェスの駒を配置する「Yazhime」や、世界初の斜めの数独「斜独」などがあります。
独棋(2014)は数独パズルから生まれたボードゲームです。
1~5の数字の書かれた駒を各5セット=25個の駒を 5分割された5×5マスのボード上に配置するゲームです。
数独パズルのシステムを利用したゲームなので、縦横そして5分割された同じエリアに同じ数字が重複してはいけません。
駒に敵味方の区別がありませんので、いわゆるインパーシャル(公平な)ゲームとなっています。

NYRK 13×13cmボード

武田直之(たけだ なおゆき)  1987年生まれ、徳島県在住
ボードゲームに関わらず様々なゲームを自主制作中。
簡単に言えば6目並べゲームです。 プレーは簡単です。自分の駒を空きスペースに移動するか、その場で回転するかです。とてもパズル感覚なゲームです。上級者になれば、駒配置からプレーするとさらに奥の深いプレーが楽しめます。
ちなみにゲーム名「NYRK」(ニーク)はゲームのベースとなっている数字2,4,6,9をイメージしてつけられています。
お薦めゲームです。

Dice King

渡邊正崇(わたなべ まさたか)
1981年生まれ
2003年にオーストラリア語学留学、2005年に沖縄放浪、2007年にフィジー語学サッカー留学 帰国後はオリジナルの教材(パズルやゲーム)の研究開発に挑戦 現在は家庭教師・集団塾講師として、アイディアの実験と観察中

サイコロを駒にして目の数だけ動いて王様を獲得するチェスゲーム「Dice King」は サイコロの駒で簡単なチェスをやるようなイメージのゲームです。
チェスや将棋の駒と違い、駒の移動範囲が転がるたびに変化し、転がし方や止まる場所によっても変化があります。 とても奥が深いゲームです。

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