じん麻疹と虐め
虐め
私は中学生の頃に一度転校を経験している。
引っ越して間もないある夜、異常な悪寒と下痢で目が覚め、それはみるみる全身の痒みと発疹を伴うじん麻疹に発展した。
ちょうどその頃、人生初の虐めを経験し、死を意識する程悩んでいた。それまでの人生はどちらかと言えばお調子者で皆に可愛がられるキャラクターだっただけに強烈な体験だった。
因みに、この出来事をきっかけに空手を始めることになる。
いきなりネガティブな話で申し訳ないと思うが、精神的な要因とアレルギーの関係性について経験からお話できればと思ったからに過ぎない。
とどのつまり、アレルギーとは体に取り込めない異物(タンパク質)を拒絶する仕組みである。本来なら、体内に入って来る異物に対しては、くしゃみや嘔吐、下痢など消化管内で処理されるのが正常だが、体内に取り込まれ抗体ができてしまったのはなぜだろうか?
自律神経が重要なワケ
不定愁訴という掴みどころのない病名をご存じだろうか?
原因不明な自律神経障害である。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、双方の相反する働きを持って、環境の変化に合わせた体内の調整を行う。また、あまり知られていないが腸管神経と呼ばれるもう一つの系統も存在し、食道~大腸に掛けて網目状に存在する細胞数6億個の神経組織で、大脳皮質の次に多い神経細胞を持つこの組織は「第二の脳」と呼ばれる程その影響を全身に与える。
自律神経は生命維持を目的としたシステムなので、これが不調を起こしているということは様々な症状が表れる。
我々は食べ物を摂取して生きているが、食べ物が正常に消化・分解・吸収されなければ命を保てない。自律神経は、この消化・分解・吸収に関わる内分泌物や消化酵素の働きを制御している。
まとめ
つまり、じん麻疹の事実からも解る通り、当時の私は自律神経を完全に崩していた。その結果、食べ物の消化が上手く行かず下痢を起こし、本来なら排除されるべきタンパク質が吸収されて発疹が起きたのだと考えられる。
幸い、虐めはそれっきり(恐らく、新人をからかっただけ)だった為その後は楽しい学生生活を送ることができ、再発することもなかった。
消化器の不調が原因で起こるアレルギーは他にもあり、私はたまたまじん麻疹だったわけだが、不眠や便秘、肌荒れ、目の渇き、多汗、冷え性など生命維持に関連すると思われる不調が表れたら注意が必要である。
こんな事も要因になります。
脊椎サブラクセーション:副交感神経は上部頚髄と仙髄から出ている神経に支配されており、サブラクセーションによって妨げられると消化機能が低下する。
不規則な生活:自律神経は環境と体内をリンクさせる為の機能と言えるので、昼夜逆転の生活や運動不足などは自律神経の調整システムを妨げる。
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