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我と来ても 遊びを忘れた ただのひと
あの日からずっと宙にういているみたいだ。。。
わたしはずっと、抽象と活字の世界に逃げていた。
そこが楽だから。食べ物の数を数えたり、長さを測ったり、
重さ測るとかプラン練るとか、そういうのは苦手で。
都合の悪いことは家族に任せてその日暮らしをしていた。
しかし、地震後の避難生活で体感したのは、生活とは具体的である
ということ。パンにするかおにぎりにするか、一個か二個か、
あの人ばっかり多くないか、俺たちいつも後回しや、そういうことが
気になってしまう非常事態。水をどこで手にいれるか、歯磨きした
その水はどこに捨てるか、そしてもっとも重要な問題の排泄。
ほんとうににんげんは歩く糞尿袋に過ぎないのかもしれない。
そんなこんなで一カ月に2、3回リハビリの称して家出して
1人でさっさと練るのが幸せ。風邪が喉に来て声も出なかったので
今一番したいことは誰にもきがねせず眠ること。
バンザイ山椒を好きなだけ食べてビール飲んで薬飲んでねよう。
そういうことが、幸せの第一歩なのだろうか。。
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