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【W】これまでのヨーロッパ旅

休日は優雅に過ごせばいいはずなのに、
三ヶ月先まで予定を詰め込みまくっています。
せっかくのおやすみなのに、次から次にやることが迫ってきて
全然落ち着きません。どうにかしたいとは思っています…。


さて今回は、これまで訪れたヨーロッパの旅先について回想したいと思う。

わたしの初ヨーロッパは、中学三年生のとき。
住んでいた都市の姉妹協定先を訪問する文化交流の一環で、スウェーデンに行き、首都であるStockholm ストックホルムを観光させてもらった。

大学進学後、イタリアに二度留学した。
はじめは2009年9月から約半年、トスカーナ州のPienza ピエンツァという小さな街の郊外にある農場兼牧場でホームステイをしつつ、Montepulciano モンテプルチャーノという、これまた小さな田舎町の語学学校に通った。
その後Siena シエナに引っ越して、今度はシエナ外国人大学に半年間通った。そのあいだに訪れた街はざっと以下の通り。

◇イタリア
Firenze フィレンツェ
San Gimignano サン・ジミニャーノ
Pisa ピサ
Roma ローマ
Venezia ヴェネツィア
Milano ミラノ
Bologna ボローニャ
Napoli ナポリ
Pompei ポンペイ

ホームステイ先から見える、夕焼け空にシルエットが浮かぶPienzaの街
(前景の電線が邪魔して残念ではあるが)筆舌に尽くし難い美しい風景だった。

◇フランス
Paris パリ
Versailles ヴェルサイユ
Mont Saint-Micheal モン・サンミッシェル

◇スペイン
Madrid マドリッド
Barcelona バルセロナ
Figueres フィゲレス

クリスマスをパリ、年末年始をスペインで過ごし、
今思えば贅沢な20歳の冬だった。
尚、フィゲレスにはダリ美術館目掛けて行った。

フィゲレスの鉄道駅からダリ美術館までの道中

2013年9月から約一年、今度はフィレンツェ大学に留学し、修論のための調査でいろんな都市に出かけた。優雅に観光旅ができるような経済状況ではなく、研究対象の作品を資料として写真に収めるという目的を果たすためだけに設定された、分単位過密スケジュールの貧乏旅ばかり。あれからもう十年も経つのか…。当時撮影した写真データの大半をどこかにやってしまったため、朧げな記憶を辿るしかないところがやり切れない。そのとき新たに訪れた都市は以下の通り。

◇イタリア
Pistoia ピストイア
Assisi アッシジ
Lucca ルッカ
Perugia ペルージャ
Orvieto オルヴィエート
Ravenna ラヴェンナ
Genova ジェノヴァ
Arezzo アレッツォ
Parma パルマ
Modena モデナ
Piacenza ピアチェンツァ
Pavia パヴィア
San Miniato サン・ミニアート
Verona ヴェローナ
Padova パドヴァ
Prato プラート

San Miniatoに行ったことのある方は少ないのでは。
Cenni di Francescoという画家が1393年に描いたこのフレスコ画を見に行ったのだ。

◇フランス
Chartres シャルトル
Reims ランス
Laon ラン
Amiens アミアン
Lens ランス

◇ベルギー
Bruxelles ブリュッセル
Antwerpen アントウェルペン

◇オランダ
Amsterdam アムステルダム

イタリア以外は、留学帰国直前に、貯金を使い果たす勢いで行った三カ国。
もう研究者になる訳じゃないし、せっかくだから行きたいところに行こうと思い立ち、北フランスのゴシック聖堂巡り→ルーヴルの別館があるマイナーな方のランス→ベルギーでルーベンスとマグリットを堪能→オランダでゴッホを好きになる、という楽しい旅行をして、傷心の身を最後に少し癒すことができたのだった。

特にLaonが気に入った。ノートルダムが街のどこからでも見えるところがポイント高い。

学部の卒業旅行では、一人でクリムト生誕150周年で沸いていた、
オーストリア Wien ウィーンを旅行した。

美術史博物館の階段に足場が組まれていて、クリムトの壁画を間近で観察できた。

母親との旅行では、以下をまわった。

◇イギリス
London ロンドン
Cotswolds コッツウォルズ

◇フランス
Chambord シャンボール
Amboise アンボワーズ

◇ドイツ
München ミュンヘン
Rothenburg ローテンブルク

◇オーストリア
Salzburg ザルツブルク

ドイツはノイシュヴァンシュタイン城も行った。修復していて全容は見られなかったけれど。

30歳を迎える年には、自分との約束を果たすために、再びイタリアに向かった。
中学一年生の頃、クラスメイトと小説の貸し借りをして感想を言い合うことを
よくしていた。そのなかで出会ったのが、江國香織さん・辻仁成さんの
『冷静と情熱のあいだ』。もちろん映画も見て、スクリーンに映し出される
フィレンツェの街並みの美しさに衝撃を受け、わたしはフィレンツェ留学を
志すようになったのだ。もうひとつ決めたこと、それは、
「30歳の誕生日に、運命の人とフィレンツェ大聖堂のクーポラに登るぞ。」

結論から言えば、運命の人と登るどころか、それまでに出会うこともできなかった訳だが、さておき、30歳の誕生日にクーポラに登ることはできた。感無量。
このイタリア旅行で初めて訪れたのが、Faenza ファエンツァ という陶芸の街。
当時は自分の中で絶賛工芸ブームがきていて、有名な陶芸美術館を訪問した。
Ferrara フェッラーラも寄ったか。大聖堂ファサードが全面修復中で残念だった。

Faenza国際陶芸美術館 日本人作家の作品も多数所蔵されていた。
写真は敬愛する深見陶治氏。
無駄のない洗練された形態と、角度によって様々に光を取り込む青白磁の艶やかな表情にうっとり。

昨年夏にはイギリスに行き、Canterbury カンタベリー、Salisbury ソールズベリー、York ヨークのゴシック聖堂を巡った。
コロナ明け初の海外。ヒースロー空港に降り立ったときに香った、ヨーロッパ特有の甘い匂いに思わず涙が出ちゃったよ。また来ることができて幸せ〜って。

以上。
漏れがあるかもしれないが、記憶の限り、行ったことのある街名を書き上げた。
(もちろん経由で足を踏み入れただけの地名は省いている。)
尚、大きな都市は何度も足を運んでいるので、旅行回数としてはもっと多い。
でも、さらに幾度も訪ねたいところだらけだし、まだ訪れたことのない、行ってみたいところも山ほどあるし、人生何周あっても足りないね。


次回は、今後の旅行計画について書こうと思いまーす。

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