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4-7 あちこちいくこと

2024年の5月に訪れた兵庫県の有馬温泉は、地元に近いエリアという事もあり、今回3回目の訪問。
若い頃に行っても楽しいけど、大人になってからその本来の良さがわかる土地だと思う。小さな温泉街のように見えて、実は中心地から少し離れたところにも見どころが詰まっている土地。てくてく歩いて、休憩も挟みながら、じっくり腰を据えて一日楽しむのに最適。

必ず通るこの小道、5月なので、鯉のぼりが飾られていた。
基本的に鯉のぼりは年1回しか見られないものなので、こうやって飾られているところを見られることが尊い。子供の健やかな成長、人生の難関を突破してほしい、立身出世の願いが込められた飾り。
この小道は、前回訪問した時は別の飾りだったので、通ると年中行事を楽しめるのかもしれない。素敵。

古民家と鯉のぼり 立身出世を願って

この小道の近くに『アロマテラピービーアイ』という古民家の佇まいのサロンがある。私の行きつけ。有馬温泉に行く時には必ず予約。午前中歩いてランチを食べて、午後に施術を受ける。極上の癒し。
ただ、昨年秋頃に閉業の連絡を受けた。とても悲しい。
人生は諸行無常なので、いつもそこにあるもの、と思っていたらだめだね。その時をその時しかないものとして目一杯楽しむ事と、いつかいけると思って先延ばししない事、とても大切な価値観。

中心街から少し離れると、『有馬稲荷神社』がある。
少し坂道が続くけど、絶対に行きたくて、てくてく歩く。
到着した。あれ、何段ありますの?

神社あるあるの長い階段。坂道は準備運動の立ち位置だった。。
稲荷ですから。
後200メートルめっちゃしんどいやん(笑)

階段の途中で2、3人ソロの人とすれ違ったので、しっかり挨拶をしました。
ひと気が少ない場所では大きな声での挨拶が大切です。

階段をのぼりきった。
神社、厳か。神聖な空気感。疲れが取れる。
神社関係者含め、なぜか他に誰もいなくて、この空間を独り占め。最高。
これ以上ないほどに深呼吸しました。東京のコンクリートジャングルで穢れた体内浄化。

いつも思うけど、神社の後ろの木々が生い茂っているエリア、絶対に立ち入ることはできないけど、神様の居住空間だと思うと、全貌を見てみたい気持ちになる。何か別の世界が広がっていそう。

帰りは楽々階段を降りて、鳥居を出たところで一礼し、全く反対の方面にある『瑞宝時公園』へ向かった。『瑞宝時公園』でも美しい5月の新緑を楽しんた。『瑞宝時公園』から山に入るトラッキングコースの案内板もあったけど、山道に入って1時間コースらしく、事前準備なく行けるところではないので、ビビッて引き返した。youtubeで山岳遭難系の動画を見すぎたため、強めのリスク管理。絶対に山を舐めてはいけない。

私は5月の新緑の時期は本当に季節が美しいと思っている。5月は誕生石もエメラルドだし、とにかく美しい鮮やかな緑縛りの時期。

有馬温泉では、『エルボン』で夕食。
カジュアルフレンチで、素材の味が活かされた丁寧な調理でとても美味しい。大好き。
おススメワインがポルトガル産ワインで、珍しいセレクトだと思った。
のちほど温泉とサウナに入る予定だったので、ワインは飲みませんでした。

つづく

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