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そもそも大学入試ってどんなしくみ?〜入試の種類・特徴をわかりやすく解説!〜

 今回は「そもそも大学入試ってどんな種類があってどんな仕組みになっているの?」というみなさんの根本的な疑問を解消するべく、簡単にまとめます。


入試制度概要

 まず、入試制度をまとめるとこのようになります。

入試形態の名称

一般選抜とは

 一般選抜とは、大学入学共通テストや個別学力試験などの試験結果を総合的に判断して合否判定を行う大学入試の方式です。一般選抜は、大学の入試方式として最もスタンダードで、募集人員の割合が最も高い入試となっています。大学入学資格があれば誰でも受験することができます。


大学入学共通テストとは

 2021年度から始まった共通テストは、センター試験と変わらずオールマークシート式の出題となっており、毎年1月中旬に行われます。出題内容はこれまでの「知識・技能の確実な習得」を重視した問題だけでなく、「思考力・判断力・表現力」が問われる探究のかくプロセスを意識した新傾向の問題についても多くの科目で出題されるようになります。
 
 また、2025年度入試から新学習指導要領(新課程)での入試が始まります。これによる大きな共通テストに関する変更点は、おおまかに入試教科・科目が6教科30科目から7教科21科目になる点と国語と数学②の試験時間が10分増加する点になります。


国公立大学入試とは

 国公立大学では、多くの学部・学科が1次試験である共通テストと2次試験である大学ごとの個別試験の成績の合算により合否を決定します。共通テスト後、受験生は自己採点結果をもとに受験大学へ出願します。大学ごとの2次試験(個別試験)は前期日程・後期日程に分かれて行う「分離分割方式」になっており(一部公立大学のみ中期日程の実施あり)、それぞれの日程で1校ずつの最大3校の受験が可能です(同じ大学を3回受けることも可能です)。ただし、多くの大学では募集人数が前期日程に偏っており、後期は競争率も高くなることから結果として第1志望の大学は前期日程で受験することが望ましいです。また、共通テストと個別試験の配点比率は大学や学部、入試方式によって様々で、特に専攻する学問に関連する教科の配点が高く設定されるケースが多くなっています。


私立大学入試とは

 私立大学入試は、7月上旬から各大学の募集要項が発表され、9月から11月をピークに願書の配布が行われます。入試は共通テストが終わった1月下旬から3月下旬にかけて関西から首都圏にかけて本格的に行われていきます。私立大学の一般入試では3教科型が中心となっていますが、最近では2教科の受験方式も導入している大学が増えています。理系は英語・数学・理科の3教科が基本で、2教科型の場合は数学に加えて英語か理科を受験する場合が多いです。文系は英語と国語が必須で、地歴・公民・数学から1教科を選択した3教科が基本となります。2教科の場合は英語にもう1教科を選択するパターンや任意の2教科を選択するパターンが主流となっています。また、私立大学では、共通テスト利用方式、全学部統一入試、試験日自由選択制、得意科目重視型、学外試験会場、英語外部試験利用型入試などさまざまな入試方式が採用されています。


特別選抜(学校推薦型・総合型選抜)とは

 大学入試には、共通テストと個別試験による一般選抜のほかに、学校推薦型選抜(旧推薦入試)や総合型選抜(AO入試)等による特別選抜があります。

 学校推薦型選抜とは、出身高校の校長から推薦を受け、高校が発行した調査書などを大学に提出し合否を判定する入試制度で、「公募制推薦」と「指定校推薦」があります。また、公募制・指定校制の一部で、大学卒業後に大学の所在地で活躍することを出願条件に設けられた募集枠として「地元枠推薦(地域枠推薦)」やスポーツ推薦、カトリック推薦・クリスチャン推薦など特殊な制度を設けている大学もあります。

 総合型選抜とは、大学が求める人物像(アドミッション・ポリシー)に合致しているかどうかで合否判定を行う入試制度です。選考は書類審査や小論文、面接試験で行われ、通常の学力試験では測れない受験者の学習意欲や大学との適性が評価されます。そのため、受験内容は大学によってさまざまです。

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