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9月27日 無礼者の無礼者による無礼者のための

無礼者

私は勤務中、外線の電話を受けることが度々ある。
代表で受ける人は別にいるが、電話を受けられる人がいなければ当たり前だが自分で出る。
新入社員の頃は全ての電話を全て受ける勢いで電話対応をしていたが、その頃から思っていたのは営業電話でも取引先からの電話でも絶対に一人は無礼者がいるということ。
営業電話は基本的にみんな丁寧で優しい感じの人が多いが、1度だけすごい奴に出会した事がある。
数年前に社長が代替わりし、それを知らない営業電話にいちいち「退任しました」と言って訂正していた。
とある営業電話を受けた際も「(先代の)社長を」と電話を掛けてきたのだが、こちらから「退任しました」と言うと烈火の如く怒り捲し立ててきた。
正直何にそんなに怒っているかわからなかった上に、なんと言っていたかすらわからなかったので始終謝っていた気がする。
電話が終わった後は心底ホッとした。
そんな日は交通事故に遭ったのだ。と自分に言い聞かせるようにしている。
そして、こういう輩を私は心の中で無礼者と呼んでいる。
その無礼者は取引先にも潜んでいる。
個人的にはこっちの方が厄介だと思っている。
何故なら仕事が絡んでおり、今後も付き合っていかなければならないからだ。

取引先?関係ないね!ニキ

A社には取引先でも関係なく高圧的な対応をしてくる無礼者がいる。
女性が電話対応すると舐めた態度を取るのでなるべく男性社員で対応するが、男性社員や役員が対応しても同じ態度であるとわかり、「御社製品買ってやっている」という態度があからさま過ぎて社内で共通の無礼者と認識されている。
こういう輩は外出先の店員にも高圧的で横暴な態度を取って困らせているに違いない。

案件全て把握ニキ

社内では数十社と取引先があり、正直案件を全て覚えておくことなど不可能。
しかしそんな事など全く想像出来ない輩がいる事をこの会社に入ってから知った。
「俺は滅多にあんたの会社にはお願いしないんだけど」と言われた時はだから何だ?としか思わなかった。
「この案件はいつもと同じでいいから」と軽く言ってくる輩もいるが、その【いつも】とは?
こういう輩は居酒屋で「さっきと同じやつ」と言って注文し店員を困らせているに違いない。

超特急ニキ

どんな内容の電話でも相手が急いでいる時がある。
それはこちらも同様にある。
そう言った場合は「お忙しい中申し訳ないんですが」や「急で申し訳ないんですが」と添えてから要件を申し出る人が多いし、こちらも同様にしている。
だが、中には「こっちは急いでるんだから早くして」をオブラートに包まずに言ってくる輩もいる。
こういう輩はお昼時真っ只中の混雑した飲食店で「まだですか?」と平然と言ってのけて店員を困らせているに違いない。

心の中で無礼者と呼ぶことで溜飲を下げている己が一番無礼者だったって話。
見出し画像は愛猫よりその日買った本を撮影していたら「無礼者!!」と言わんばかりに愛猫が横切った時の写真。

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