ガンになってもドラマティックにはならない

私は去年子宮頚がんになった。
それで思った事は
正直ドラマティックな
大きな心の揺れはなかったという事だ。

病院では淡々とまるで花粉症の診察かの様に
進んでいく。

毎月通院して、
手術も一泊二日

花粉症の方が目に見えて症状があるから
辛いかもしれない

本当に淡々とすすむ。

流石に仕事と通院のやりくりがうまくいかなくて
友人に電話してしまったけど

今思えば病気で悩んだ
というより
経営やスケジューリングで悩んでいた。

私にとって
病気より目の前の経営の方が大きなガンで
そこに自分で上手くメスを入れられない状況が
本当に苦しく、生きづらかった。

私は高度異形成という正しく言うとガンの一歩手前の段階の悪性腫瘍だから、病院でもとても軽かったのかもしれないけど。

意外とドラマティックな事って
生活では無い
全部グラデーションだ。