高校時代野球部の話 キャプテン編

高校時代、強豪校で野球をやっていた。当時の野球の練習は寿命が縮まるように追い込みもあった。
その中で地味につらかった練習がある。

それはベースランニングだ。

ベースランニング 距離にすると108Mほど。それを円を描いて走るため115mくらいにはなると思う。それをひたすら走る。足が遅い人がいると余計走る。

全力疾走、ちょっと休憩を繰り返すと段々吐き気もしてくる。
そんな時、のちにキャプテンになるS君は「エネルゲン」というドリンクを大量に飲んでベースランニングに挑んでいた。全力疾走、ちょっと休憩を繰り返していると吐き気がくる。S君は顔色が真っ青。案の定吐き気が来ているようだ。その時、監督からこういう風に走れなど言われていると、急に

「すみません!!嘔吐 すみません!! 監督もえっ?顔で見ている 大量に飲んだ「エネルゲン」が仇となったのか嘔吐が止まらない。ひたすら吐いている。ちなみにエネルゲンはオレンジ色。ひたすらオレンジ色の液体を吐いてグランドの土を足で払って隠す。その日からしばらくS君のあだ名は「エネルゲン」になった。



ちなみに自分のポジションはキャッチャーなのだがS君が吐いた場所はキャッチャー付近。せめてキャッチャー付近では吐いてほしくなかった。

あとS君はたまに狂ったようなことをすることある。バッティングマシーンでバント練習しているときにふざけてスピードマックスにした。非常に危険なので、みんな避けていたが一人だけ果敢に挑戦。

1球目 ややバッターよりボールが来たがなんとか避ける。
2球目 事件が起きる。バットを持った指にボールが直撃。その時はみんな笑っていたが直撃した当の本人は苦悶の表情。笑っていたみんなも、ちょっとやばいんじゃか?となり、近づいて見てみると「指がない。」みんな一気に青ざめる。正確には人差し指の肉はついているが、爪と皮膚は下に落ちていた。
パニック。病院直行。病院で治療したが、とりあえず自然に爪、皮膚が生えるのを待つしかないとのこと。指事件から、その指の爪の伸びが遅くなったらしい。みなさんもバントするときは気を付けるように!!

以上!

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