
10÷3×3
1枚の円がある。円の面積は10㎡。ピザにしては大きすぎるけど、まぁピザと考えよう。
そして、これを3等分するよ…
こんなふうに話しながら円を3等分する。そして、近くの子、3人に1枚ずつ渡す。
そのうちの1人に立ってもらう。
今ね。◯◯さんが3等分されたピザのうち、1枚を持っています。このピザを3倍するとどうなると思いますか?と問う。
当然、円のピザに戻るという意見が続出するだろう。
今やった計算は式に直すと…と言いながら書く。
10÷3×3
では、計算機を出しましょう。
と指示して、計算させる。
10÷3=3.3333333…
3.33333×3=9.999999…
となる。
といった授業をかつて作って飛び込み授業のネタにしていたものだ。
ところが、最近の電卓は性能が向上して、
3.33333×3=10
と表示されるのである。
すごいなーと言いながら、なんとなく寂しい気持ちになるのはどうしてだろうか。