言語化できる教師だけが超一流を目指せる
多くの優れた教師の実践が世に出ないのには理由がある。それは単純に優れた教師とされる教師が自分の実践を言語化できていないからである。(頭の中では言語化できていたとしても、それを音声なりテキストなりに表現していないから世に出しようもない…)
もちろん、教育技術を習得して、無意識のうちに技術を駆使しながら授業をし、学級を創っている状態。これで満足しても構わないのであるが、さらに上位まで到達したいのであれば、言語化は大切なステップの1つだと間違いなく言える。
この時点で多くの教師が脱落してしまうのは、言語化することが日常化していないからである。そしてその言い訳はほとんどの場合「忙しい」とか「時間がない」であり、酷いのになると「自分がやる意味がない」などと変に自分を正当化したりする。
言語化を鍛えるにはまず「毎日書くこと」である。量を決めず、毎日書くことだけを考える。内容は「今日自分が行った授業行為で印象に残っていること」これを書き出すだけでいい。振り返って思い出せない内容はそもそも大したことではないので、忘れて結構である。
これを毎日愚直に続ける。
これができない時点で、もう超一流の教師にはなれないと思った方がいい。毎日やっている教師とやらない教師。どちらが成長できるかは、火を見るより明らかなのである。