イマドキの知見やITトピックを次世代に楽しく伝えたい ~「ヤフオク!の中の人」が親子向けリユース講座をやってみました~
オープンコラボレーションハブ「LODGE」は今、イマドキの知見やITトピックを有識者から次世代へ伝える、楽しい学びの場の創出にトライしています。
8月4日、Zアカデミア(※)との共同企画により、オンラインイベント「夏休み特別企画 親子で学ぶかしこいリユース ~おうちのリユース隊長になろう~」を開催しました。Zホールディングスグループ各社の従業員とお子さんが参加し大変盛り上がりました。
※ Zアカデミア:Zホールディングスグループ各社の従業員を横糸で繋ぎ、グループシナジーの加速をミッションとした企業内大学
ヤフー社員の持つイマドキのナレッジを子供たちへ伝えたい
LODGEでは2019年から、千代田区立麹町中学校のプログラミング部の運営をサポートしています。
学校や家庭だけでは実現できない、こうした有識者と次世代のコラボレーションについて、たくさんのポジティブな意見をいただきました。学ぶ側だけでなく、サポートする側にも新しい刺激や学びがある、非常に貴重な機会になっています。
今回の取り組みは、学校という枠組みを超えて、従業員とそのお子さん向けにレクチャーをおこなう初のトライアル。LODGEもZアカデミアも初めての経験です。リモートワーク中の親と夏休み中の子が一緒に参加できる、お昼12時にスタートしました。
「リユースは楽しい」目指したのは子供たちの自発性
大量生産と大量廃棄、環境汚染や海洋プラスティック問題など世界規模の課題が大きくなるなか、様々な企業がSDGs「つくる責任つかう責任」に関連した取り組みを始めています。
本イベントでは、子供たちに馴染みの深い身近な事例を交えて紹介することで、課題認識と共に、子供たちの自発性と新しいアクションが生まれることを目指しました。
イベント後のゴールに掲げたアクションの1つは、リユースが家庭の真ん中の楽しい話題になること。そして、子供が自主性を持ち「リユース隊長」になって自分の持ち物について考えることです。
ヤフー社員に事前にヒアリングしたところ、家庭内の不用品のリサイクル、リユースを親のどちらかが一人で担っている家庭が多いことが分かりました。子供自身も自分の持ち物のリユースについて自ら考えると、親の負担もぐっと減ります。さらに、ヤフオク!の身近なアイテムの意外な落札価格例が、家族みんなのやる気スイッチになることを期待しました。
登壇者は「ヤフオク!の中の人」
登壇するのは、リユースの活性化や循環型社会の実現も担う「ヤフオク!」を長年担当している福井さんです。
主に出品領域の機能改修、UXデザイン、企画などを担当してきた福井さんは、リユースの重要性と共に「モノの価値の多様性」について広く伝える機会を探していたと言います。
「山で拾った松ぼっくりが1000円」
身近な具体例でモノの価値の多様性を紹介
SDGsや「4R」(リフューズ・リデュース、リユース、リサイクル)の説明の後は、子供たちに馴染みのある具体例を中心にご紹介しました。
企業がどのようなプラスチック削減の取り組みをしているか、子供がよく知る商品や町中にある身近な回収ボックスを例として紹介すると、子供たちからも「知ってる!」などの声が盛んにあがりました。
フリマ、オークション体験
リユースの「売る」のパートでは、Zoomのリアクション機能を用いて「早い者勝ちのフリマ」「最後まで金額を提示した人に購入権のあるオークション」の仕組みを体験しました。
ヤフオク!落札事例からモノの価値の多様性を学ぶ
次に、意外性のあるヤフオク!の落札事例を紹介。山で拾った松ぼっくりが1000円で落札されている事例など、なぜその商品が人気なのか、お金を出す人がいるのか、価値の多様性について説明しました。
「自分事化」につなげるアクション
最後に、自由研究に応用できるアイデア、エッセンスを紹介。保護者向けには「ヤフオク!の中の人」目線で出品のコツや落札相場の見方、アイテム特性で出品方法が分かるフローチャートなどを記載した「出品準備シート」を解説しました。
今後に向けて
開催後のアンケートでは、「今回の講義はお子様にとって有意義な機会になりましたか?」に対して、10点満点中8.56点と高い結果に。フリーコメントでも、嬉しいコメントを多数いただきました。
ゴールに設定していた「自分事化」につながるコメントを頂けた点がとても良かったと思います。また、親の仕事を子供に伝える機会になったというコメントが大変印象的でした。
講師を務めた福井さんからもコメントをいただきました。
初めての子供向け企画で、企画、集客、配信、進行、それぞれのパートで試行錯誤がありましたが、Zアカデミアと協業することでナレッジの相互共有が出来た点は大きな収穫でした。次回は是非、他のサービスでも開催を検討したいと思います。
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今回のようなプログラムのご提供について、可能性を探っていきたいと考えています。自治体ならではのリユースの課題、ワークショップを加えた編成なども、さらに自分事化を促す機会になるかもしれません。
ご興味のある方は是非お気軽にお問合せください。
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本講座の詳しい内容が、ヤフーのCorporate Blogで記事になりました。是非ご覧ください!