「鳥好き高校生、環境保全団体のエースに」ー谷津干潟ユースのエース・岩崎 結芽
「世界湿地の日」@谷津干潟ー2月4日のイベントを終えて
谷津干潟ユースではワークショップと干潟の底生生物調査の二本柱で主に活動を行なっていて、毎年湿地の日に底生生物調査の活動報告をしています。
今回の公演は3部構成で、プラスチック問題・シギ千鳥、干潟の生き物や水鳥の魅力を語られていて、その後が私たちの活動報告でしたが、
プラスチックを使ったワークショップ、水鳥のための底生生物調査と、自分たちの活動と繋がることばかりで、「全部つながるんだなぁ」と痛感しました。
色々なベクトルからの活動をしている人があつまって、いろんな視点からの講演を聞くことができて、刺激的でした。
「谷津干潟ユース」に入った理由
幼い頃からバードウォッチングが趣味で、小中学生が参加する谷津干潟のボランティア団体「谷津干潟ジュニアレンジャー」に所属していました。「谷津干潟ユース」にはその流れで加入しました。ジュニアレンジャーの頃から、鳥を見るだけでなく環境保全にも少しずつ関わっていたんですよ。
「習志野の人なら、谷津干潟へ」
谷津干潟は、国内で初めてラムサール条約に登録された干潟なんです。世界的に見ても珍しい地形で、希少な場所です。そんな習志野市じまんの谷津干潟を知り守っていくために、ぜひ1度だけでも、ボランティア活動やイベントに参加してみてほしいです。ボランティアは小学生から大人まで全ての世代で活躍していますし、親子連れや友達との参加も大歓迎です!ぜひ!
習志野市のコミュニティの結束力
習志野市のいいところは、細かい地域の団体間の繋がりが強いところだと感じています。例えば、谷津干潟の日フェスタでは谷津干潟で活動してる人だけでなく、周りの学校、谷津商店街の方々まで協力してくれて、地域全体で盛り上がるんです。近年地域の行事に参加する学校や、活気のある商店街が減少していく中、このような地域の環境は貴重だなと思います。
岩崎さんの将来
東京農業大学農学部生物資源開発学科に進学して、鳥、虫、魚やその他の様々な角度から生物多様性を学び、生物や環境の保全に努めていきたいと考えています。元々は鳥類が好きで、保全に関わるきっかけになりましたが、生物、環境の保全のためには鳥類だけでなく、つながりのあるその他の生物が織りなす環境を丸ごと知り、守る必要があると考えているので、この進路を選びました。
大学では学芸員の資格取得のための勉強をして、より専門的な生物の知識を学んだり、標本や展示物の管理・活用法について学んでいきたいです。
ー将来の夢は決まっていますか?
まだこれだ!というものは決まっていませんが、大学で取得予定の学芸員の資格を活かせる職業、博物館での学芸員や環境教育施設の職員、自然保護レンジャーなどの職業に就きたいと考えています。
いつか習志野市のフォトマトペをつくりたい!
ーLocaMでは企画中のボードゲーム「フォトマトペ習志野」に採用するため、インタビューをお願いした方から「習志野のお気に入りの写真」をいただいています!岩崎さんのお気に入りの写真はありますか?
こちらです!
谷津干潟で撮影した、メジロの写真になります!
次のインタビュー先を推薦!(テレフォンショッキング)
習志野市でクラフトビールの製造、販売をしている『むぎのいえ』さんを提案します。むぎのいえ さんは2023年の谷津干潟の日フェスタで谷津干潟のホンビノス貝や蜂蜜を使ったビールを販売しており、とても興味深いなと思っていたので。(未成年なので、実際に飲めなかったのが悔やまれますが…)
岩崎さんが「世界湿地の日」のイベントで、底生生物調査の報告を行なっていた様子を後ろから見ていたLocaMメンバー。終わった瞬間、「あの子はインタビューした方が良くない?」と即決定。それくらい、岩崎さんには他の高校生とは違うオーラがあります。お話を伺っていても、自分の「好き」というピュアな気持ちを自身の活動や進路へと着実に繋げて活躍する姿は尊敬そのものです。自分ももっと頑張らなくちゃな、と思った編集部でした。(ライター・山口絢香)
LocaMでは、これからも習志野に住む人が習志野をもっと好きになるきっかけを発信します!
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