国内にわずか1%しか存在しないメンマ。
ラーメンに欠かせないメンマ。
その約99%が中国や台湾からの輸入品です。
延岡メンマは、延岡に生息する孟宗竹(モウソウチク)を使用した国産100%メンマ。
延岡市の放置竹林を解決するために生まれました。
放置され荒れている竹林
古くから、日用品の素材として使われてきた竹。
しかし、高度経済成長期以降は安いプラスチックが使われるようになったことから、竹の需要は激減しました。
成長スピードの早い竹林は森に入る日光を遮り、木々の成長を止めます。また根の浅い竹林は地滑りの原因にもなりえます。
林野庁によると、植栽しなくなった今も日本の竹林面積は増え続けており、2017年には森林面積の0.6%にあたる約16万ヘクタールに。
九州や中国地方など西日本に多く分布しています。
地域を巻き込む活動
里山や畑を侵食する竹林のタケノコをメンマに加工して食べることによって、竹林問題を解決しようと動き出した。
材料の幼竹はJAのたけのこ部会から規格外で市場に出せないものを仕入れ、製造には地元の福祉施設の力を借りる。
製造の際に出る皮などは廃棄せず、牛の餌として畜産農家に提供、地域内で循環させる。
「地域との協業」も推進する。
味付けは、延岡の伝統野菜で辛みが特徴の七萬石唐辛子と、全国品評会で評価されている「渡辺味噌醤油醸造」(延岡市)の赤麦みそを使って、ピリ辛、濃いめの味に仕上げた。
メンマはラーメンに添えるのが一般的だが、「料理のおつまみ、程度の消費量では竹林問題の解決につながらない。量を増やすには、主食の米に合う味が必要」と考えたからだ。
料理、味付け次第でアレンジが出来る「メンマ」は和洋折衷いかなる料理に合うことができる。
ポテンシャルが高い食材だと感じている。
国内に1%しか存在しないメンマ
延岡に生息する孟宗竹を使用した国産100%メンマ。
このメンマは、延岡市の放置竹林を解決するために生まれました。
やさしい歯ごたえと、延岡産の味噌を使ったピリ辛な味わいが特徴です。
"やみつきにご注意ください。”