「アーチャー伝説」レビュー(前編)
今回はスマホゲームで有名な、アーチャー伝説の概要や面白さ、問題点を書いていきます。
概要
タイトル:アーチャー伝説
ジャンル:アクションゲーム
販売元:Habby
開発会社:Gorilla Games
ハード:iOS/Android
リリース日:2019年5月
価格:基本プレイ無料(内課金あり)
課金形式:広告、ルートボックス(ガチャ)、スキン、サブスクリプション(デイリーログインアイテム増加)、アイテム課金
プレイ人数:1人
ゲーム説明
プレイヤーが操作するキャラクターは、移動を止めると自動的に発射される弓を持っており、向いている方向へ矢を発射し、ステージに登場する敵キャラクターの攻撃を移動して避けながら倒していくゲームです。
ステージはダンジョンのような階層型で、50階層のステージがあり、階層が上がるに連れ、敵の強さも上昇していきます。
敵を一定以上倒すと経験値を獲得でき、現在いるステージの敵を殲滅しなければ出口が開かず、上の階層へ進むことはできなくなっています。
ステージをクリアすると、報酬としてジェム、コイン、スクロール、サファイア等を獲得できます。
特徴
1.異なるアビリティ(スキル)を重ねがけできる
アーチャー伝説は、ステージで敵を倒すと一時的な経験値を獲得できます。経験値のレベルはMAX10まであり、1レベル上がるごとに1回(最大10回)スキルを選択できます。
選べるスキルはルーレットによって3つのうち1つを選択できます。
最大10の異なるスキルを重ねがけできるため、どのスキルを優先して獲得し、手持ちのスキルの中で相性のいいスキルを選ぶことが、階層を上がるごとにます高難易度の敵を倒すことができる秘訣となっています。
2.止まらないと攻撃できない
このゲームの障害に当たる部分が、この仕様です。多くのシューティングゲームと異なり、停止しなければ敵を攻撃できないため、必然と障害物を活用した位置どり(ハメポジ)を探すことになったり、敵の攻撃モーションの合間を把握し攻防するなど、シューティングゲームの要素があります。
ゲームフロー
このゲームの面白さ
1.アビリティの選択の戦略の面白さ
前述したアビリティの選択と重ねがけの要素により、躓いていた階層を戦略によって突破したときの快感がこのゲームの一番楽しいポイントです。
ステージ終了後に獲得したコイン等でキャラクターのHPを上昇させたり、より強い武器で強化したりなどの、アップグレード要素も戦略の要素を担う一つになりますが、こちらは繰り返しゲームをプレイするトリガーとなる面白さになっているため、アビリティの選択とは別の面白さです。
2.敵に近づき一度に敵を倒すスリル感
このゲームには、矢が壁を跳ね返ったりしたり、複数の矢を一度に各方向に打つアビリティがあります。
大抵、バウンドと矢の拡散系のスキルは階層クリアのためには獲得が必須で、DPS(1秒あたりのダメージ量)を最高まで上げるには、敵に近づくことが多くなります(敵透過系のスキル「ピアリングショット」がある場合はまた別)。
敵に近い分、敵の攻撃を回避する難易度が上がりますが、上手に避けながら敵に多くの矢を当て倒したときは気持ちがよいです。
次回後編では、このゲームの改善点及び課金周り、全体のゲームの流れ、広告などのマーケティングの面を解説していきます。