【怖い話】学校の階段。

こんばんは、佃です。

最近、友人の勧めで怖い話（実話っぽいもの）を漫画で読む機会がありました。その作者が旧Twitterで怖い話を募集していたので、応募したのですが、選ばれず。

でも、思ったんです。私、怖い話いっぱい持ってるなぁって（笑）

そこで、少し実体験を書いてみようと思いました。これが、いつまで続くかは分かりません。気まぐれな性格だし、凝り性の飽き性なので、どうなるかは自分でも未知数ですが、まずは1つ書いてみようと思います。

怖い話が苦手だよーって方は、ここまででお願いします。
では、書いていきますね。

これは、私が高校時代に実際に体験した話です。

私が当時通っていた高校は、地元でも幽霊が出るなんて噂がある学校で、私たちの前の代までは、学校で集合写真を撮るのが禁止とされていたそうです。

その理由っていうのが、”写るから”だったそうですが、なぜかそれが撤廃されて私たちが入学した時から、体育館で集合写真を撮るようになりました。また、山の上に学校があった為、噂レベルの話ですが、防空壕が昔あった場所に学校を建てたなんていう話もありました。

この高校では、学校祭が開催される前日に、生徒会役員が準備の為、学校に泊まるというのが決まりでした。

私は生徒会役員だったので、例年通り、学校に泊まることになりました。学校の隣に、合宿所があり、そこで1晩過ごすのです。

生徒会役員と言っても十数名で、あとは先生が数名でした。放課後、私たちしかいなくなった学校で、夕方肝試しをしようという話になりました。

学校内には、いくつか階段があって、その1か所があまり普段は使用されていない階段でした。そこにもいい噂はなかったのですが、1階から4階まで1人で上がるという肝試しでした。

1階にも生徒がいて、4階でも生徒が待っていて、到着したら、下の階まで声で知らせて、次の人が上がっていくっていう感じでした。

当時は、PHSが主流で、持っている人もそんなに多くないような時代だったので、そういう方法で、知らせるっていう感じで。

何人かの生徒が上まで辿り着き、私の番になりました。

階段の電気は消されていましたが、真っ暗な階段は怖いので、私は電気を付けて上がっていきました。

途中で、電気が消されて

「いやー誰だよ消したの！」

なんて言いながら、急いで4階まで上がりました。

上がり終えたのを、大きな声で伝えたてその後も、何人かが肝試しをして、全てが終わったあとに、後輩から言われたんです。

後輩N「先輩って、いつ通りましたか？」

って。

佃「いや、いつって・・・電気が消された後、怖いから一気に階段を駆け上がったよ。」

と。

後輩N「僕とKが階段の踊り場で先輩を驚かす為に、待ち伏せしてたんですけど、先輩通らなかったじゃないですか？先輩、ずるしましたよね？」

って言うんです。

私は、間違いなく1階から4階まで階段を上がりました。その途中、電気は消されたけれど、誰ともすれ違ったはいません。

よく、怖い話で同じ場所にいたはずなのに、出会わないってことありますよね？

私だけが、同じ場所の違う次元（空間）にいたんでしょうか？

なぜ、階段しかない場所で、しかも人が2～3人くらいしかすれ違えないようなところで、誰ともすれ違わなかったんでしょうか？

その学校は、もう取り壊されてしまい、現在は新興住宅地になっているので、真相は知る由もありません。