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映画レビュー「隣人X 疑惑の彼女」
こんばんは。
昨日は、お休みで1日映画デーだったので立て続けに映画を観てきました。
1本目はこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1701521788960-TLOFoUF65y.png)
あらすじ
愛した人の本当の姿を、あなたは知っていますか? ある日、日本は故郷を追われた惑星難民 X の受け入れを発表した。 人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだ X がどこで暮らしているのか、誰も知らない。 X は誰なのか?彼らの目的は何なのか?人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、隣にいるかもしれない X を見つけ出そうと躍起になっている。 週刊誌記者の笹は、スクープのため正体を隠して X 疑惑のある良子へ近づく。ふたりは少しずつ距離を縮めていき、やがて笹の中に本当の恋心が芽生える。 しかし、良子が X かもしれないという疑いを払拭できずにいた。 良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。 嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ・・・!
予告を見た時に、面白そうだなぁと思って「怪物の木こり」と迷ったのですが、時間的に2本連続で観れそうだったのが、こちらの作品だったので観ました。
王道というか、ありがちなストーリーですが、ちょっと違うのは惑星難民Xが人間にとって脅威ではなく、無害であるということ。
大概、こういう設定の場合は、侵略が目的であることが多いのですが、人に紛れて普通に日常を送っているだけ。勝手に恐れいているのは、人間でありもしないことを勝手に想像している。
惑星難民Xとは何者なのか取材する為に近づいたのに、好きになってしまって、結局裏切ってしまい、全てを壊してしまう。
でも、それは自分のたった1人の家族の為ではあるけれど、正直もっと全うな生き方をしていたら、そんなことをしなくてもよかったのにとも思ったし、逆に週刊誌記者でなければ彼女に出会うこともなかったという、皮肉ですよね。
物語ではなく、実生活だって、自分の周りにいる人が本当の姿で本当のことを話しているかって、実際は分からないです。
本当のことを言えばいいかと言えば、それは時と場合によって違うし。知りたくないことは、知らなくてもいいし。
知らない方が幸せなことだって、沢山ある。
この人に自分のことを分かって欲しいと思っても、伝えたところで伝わるかは別だし、悲しいけれど、他人を全部理解することなんて不可能。
だから、自分が見ているそれが本当なのか、嘘なのか、考えて悩んで、でも答えが出ない。
この作品の場合、好きになってしまったけれど、取材はしなければいけない。取材の為に、近付いたとは言えない。キッカケはそうだったかもしれないけれど、今は違うなんて伝えたところで、傷付けるだけだし、その関係は終わってしまうから。
最後は、未来に繋がる感じで終わったけれど、きっと上手くはいかないのだろうなぁと思ってしまいました。
個人的には、酒向芳さんが好きなので、よかったです。あまりいい人の役が少ないのですが、またこういう役を演じて欲しいと思いました。