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【怖い話】なぞの声。

こんばんは。

本日も私の実体験を書いていこうと思います。
通常の投稿もしていくので、苦手だなぁって方は、是非そちらをお願いします。

この話は、高校の修学旅行の夜、部屋にいるクラスメイトにしたら、1人の子が金縛りに遭いました。

くれぐれもお気を付けください。











これは、私が高校生の頃の話です。

私が当時住んでいた家は、昔の長屋だった家を、改築し、丁度半分にし、別世帯が暮らしている、ちょっと変わった家でした。

私の父がまだ幼かった頃、この家に住んでいたそうで、当時で築100年近いと祖母が話していました。

この家は、私が中学生の頃まで、人に貸していましたが、祖父が亡くなり、祖母と叔父が住む家を建て直すことになったタイミングで、還してもらうことになり、私たち家族が住むことになりました。

還ってきたその家は、築100年というだけあるなぁってくらいボロボロで(笑)勝手に改造をしたらしく、玄関の場所が変わっていたり、内装が変わっていたりしました。

1番驚いたのが、本当は玄関だった場所は部屋になっており、壁が全て黄緑色に塗られていたことです。借りていた方は、少しおかしかったという話は聞きましたが、怖くて内容までは聞けませんでした。

あまりいい雰囲気のする家ではありませんでしたが、その黄緑色の部屋が私の部屋になりました。勿論、ボロボロだったので、祖母がお金を出し、わずかなリフォームをしました。黄緑色の部屋は、ただの木目調の部屋になりました。

そこで暮らしてからしばらくして、あまり眠れない日々が続きました。

夜中に話声が聞こえるんです。でも、長屋を半分にしているので、壁は増設された物なので、そこまで厚くなく、隣に住んでいる人の声なのかなぁくらいにしか思っていなかったのです。

けれど、毎晩毎晩話声が聞こえる(何を話しているのかは分からない)のはおかしいなぁと思っていたのです。

声がすると眠れないので、頭まで布団をかぶっていたら、そのまま金縛りに遭いました。

自分の手は頭上で布団を掴んだ状態、身体は横を向き、目はしっかりと開いています。

”嫌だなぁ、嫌だなぁ”と思っていたら、また声が聞こえてくるのです。ひそひそ話のようなボリュームで、誰かと誰かが話している。

その時です!

右耳の上から、圧力を感じたのです。少しずつ、少しずつ、私の右耳が下に押し付けられていきます。

この感触は、人の口だと思った瞬間

「あぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」

男とも女ともつかないような、声色で1音ではないような、エフェクトのかかったような声、しかもかなりの音量。

金縛りに遭っているので、身体を動かすことも出来ませんし、声を上げることも出来ません。

私は、そのまま気を失ってしまい、気が付いたら朝でした。


季節は桃の節句。ひな人形を飾っていたのですが、あれはひな人形の声だったのでしょうか?それとも、この家に住んでいた何ものかの声だったのでしょうか?はたまた、私の知らない何かの声だったのでしょうか?

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