タンパク質の重要性~タンパク質とアミノ酸バランスなど~
【タンパク質】
タンパク質はアミノ酸が多数集まってできており、結合の仕方でタンパク質は固有の構造をもち、各々の役割をはたします。
私たちのからだにあるタンパク質を構成するアミノ酸は20種類あります。
アミノ酸は体内で合成できない必須アミノ酸や、必須アミノ酸やその他の材料があれば体内で合成できる非必須アミノ酸と存在します。非必須アミノ酸は体内合成はできるものの、どちらが不足してもからだのどこかに支障をきたす恐れがありますので、必須・非必須にとらわれずにまんべんなく取られた方がよいと思います。
【アミノ酸スコア】
毎日の食事にてより良質なタンパク質摂取を考えた場合、体内では合成できない必須アミノ酸を忘れずに摂ることがポイントとされています。
必須アミノ酸がバランスよく配合されている、その含有率を評価したものが『アミノ酸スコア』といいます。
全て満たしている場合はスコア100となり、動物性タンパク質の多くは100とされています。
牛肉 100 豚肉 100 鶏肉 100
魚 100 卵100 牛乳100 大豆100
精白米 65 食パン 44 うどん41
もちろん、野菜や穀物にもアミノ酸は含まれておりますが、スコアとしては低くなるため、日々の食生活では動物性や植物性のタンパク質も組み合わせることで、全体的なアミノ酸のバランスがよくなる内容にされた方が望ましいでしょう。
タンパク質摂取が苦手な方のプロテインやアミノ酸補充の必要性
食事でのタンパク質摂取が苦手な方は、快適な体内環境を保持するためにも、必要な栄養補充としてプロテインやアミノ酸を必要に応じて使われたほうがよいでしょう。
ただし、原材料にアレルゲンになる物質がないかチェックすることと、
効率がよいからと摂りすぎないこと→タンパク質・アミノ酸の過剰摂取による弊害が起こりうる
人により下痢などを引き起こすことがありますので、ご注意ください。
最近問題になっているタンパク質やプロテインの過剰摂取による弊害については、次に記しますね。