#34 ちょっと足りないくらいが丁度良い
最近は、「ちょっと足りない」を楽しめるようになってきた。
例えば、洋服。
私はこの秋冬、3着のワンピース+アウターで回している。つまり週に2〜3回は同じ服を着るわけだが、インナーやアウターを変えたり、着方や小物を変えてみたりすると、組み合わせの工夫だけで、想像以上に楽しめることに気づく。
例えば、料理。
我が家は月曜日に1週間分の食材を買い込むスタイルだが、土日くらいになると買った食材がほとんどなくなってくる。しかしそこからが楽しいポイントで、ちょっとだけ残っている野菜や、冷凍食品、以前に買って残っている調味料などを寄せ集め、アイデアと工夫だけで名もなき定食を作る。日曜日の夜に冷蔵庫の中が見事に空になった時は、パズルの最後のピースがハマったときのような快感。
例えば、時間。
育休中は、休暇といえど1人の時間はほとんどない。ただ、我が家では週末に夫婦で交互に2時間ずつ、完全に1人で自由にできるボーナスタイムを設けている。週に2時間、されど2時間。2時間だけの特別な時間だからこそ、平日からやりたいことを考えてワクワクする。充実した2時間にするには何をしようか一生懸命考えるし、より楽しめたりする。
ちょっと足りない、その足りないピースを、新しいモノを追加して埋めるのではなく、今あるモノを工夫してどう完成させるか。すごく頭を使うからこそ楽しめる、私の日々の習慣。