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#6 LMIが魅力的である理由

望田です。
前回までの記事で触れた通り、私は2020年の始まりと同時に、LMIグループの一員となりました。
「LMI」という概念を、自らが当事者になって推し進めていこうと走り出します。

ただ、現実は甘くなかった。
入社早々にコロナ禍に襲われ、とにかく生き残るために必死にならざるを得ない毎日でしたし、「LMI」の難しさも感じていました。

外からはピカピカに見えていましたが、中に入ってみると課題が多いことも、そして実際に古い産業を変えるにはすさまじいほどの労力が必要であることも分かってきました。

でもやはり、それ以上に実感したのは「LMI」が持つ可能性の大きさでした。


「LMI」が持つ2つの魅力

決められたものがないチャレンジングさ

魅力の1つ目は、対象になる産業も変革の手法も固定化されていないことです。

Aという産業を変革することができたら、それで終わりではありません。次はBという産業、Cという産業へと、変革のターゲットを展開していくことができます。その方法も様々で、新しい技術の導入やM&Aなど、その都度最適なやり方を選び取っていくことになります。

もちろん簡単なことではありません。
だから、誰も手をつけてこなかったのだと思います。

でも誰にもできていないからこそ、できたときの価値は大きい
すごくチャレンジしがいのあるテーマですし、ビジネスチャンスが常に目の前に広がっているとも言えるのです。

本質的に最適な価値の提供

魅力の2つ目は、「LMI」とセットになっている「その産業に、本質的に最適な価値を提供する」というフレーズに詰まっています。
このフレーズは、「LMI」の副題のようなものだと思ってください。

ポイントは2つあります。

1つは、「最適な」という言葉。
古い産業は往々にして「最適化されていない=ムダが多い」状態にあります。そこを最適化することはLMIの重要な使命の一つだと考えます。

例えば、従来のサイン&ディスプレイ業界は元請け、下請け、孫請け、場合によってはその下請けと、ものの見事な多重構造になっていました。それだけ中間マージンが発生するので、顧客からすれば発注コストはかさみます。これを私たちは、顧客からの直接受注に転換することで一気にムダを省くことに成功しました。

もう1つは、「本質的に」という言葉です。
とにかくムダを省き続けようとする考え方は、あまり楽しいものではありません。やはり同時に「本質=本当の価値」とは何かを追求し、より本質的な価値を付加していくことが重要です。

先ほどと同様にサイン&ディスプレイ業界に当てはめると、AIカメラの開発・導入が一つの例として挙げられます。
ウインドウディスプレイや販促物をつくり、設置したとしても、それがどれだけの効果を発揮しているのか、以前はそれを計測することが困難でした。

でも一方で、WEB広告ではCPAなどの指標によって効果検証が行われるのが普通です。
リアル店舗でも同様に効果を可視化できたほうが、より本質的なサービスになることは明白。そこで私たちは、ディスプレイや販促物にAIカメラを組み込むことで設置店舗にどれだけのメリットが生じているのかを計測するシステムを開発しました。

AIカメラによって、広告に対する客の反応や店舗内での動線がデータとして把握できるようになったからこそ、レイアウト等の改善を重ねることができ、ひいては導入店舗の売上拡大につながっています。
「最適化」も「本質的な価値の付与」も、最終的には顧客や消費者が享受するメリットを大きくします。それを実現し得る概念であるというところに、私はLMIの無限の可能性を感じるのです。


ワクワクと達成感が無限ループする企業文化

ようやくコロナが落ち着いて、再成長のフェーズに入っていくなかで強く感じていることがあります。それはLMIの企業文化の素晴らしさです。
これまで書いてきたように、LMIという概念を具体化すること、すなわち古い産業を花形の産業へとアップデートすることは決して簡単ではないですし、とてつもなく大きなチャレンジです。当然、リスクもつきまといます。

にもかかわらず、LMIは全く怯まない
永井には満足感というものがないのか?と思うくらいに、無限に新しいことに挑戦するのです。

しかも、抽象的な夢をぶち上げてふわっと10年やってます、みたいな感じではなくて、しっかりと一個一個、達成していく。
もちろん失敗するときもありますが、それが糾弾されないから、めんどくさい言い訳や敗戦処理みたいなことをする必要もない。
LMIはワクワクと達成感の無限ループが渦巻いているような場所だと言えます。

共に働くメンバーたちに伝えたいこと

そんな企業文化が私は大好きだし、変化や挑戦を好む人たちにとっても、すごく楽しい職場だと思います。
こう書くと、メンバーのみんなには「望田は副社長だし、永井と一心同体だから、経営側の目線で言ってるだけだろう」と思われてしまうかもしれません。

それでも、今回の大切なメッセージの一つとして、私もみんなと同じなんだよ、ということは伝えたいと思っています。

ここまで書いてきたように、
私は永井という人間、「LMI」というコンセプトを最初から盲目的に信じていたわけではなく、一定期間、外側から観察し、自分なりに評価するステップを踏みました。そのうえで、この会社にジョインすることを決めました。きっと、みんなも同じだと思います。

いうなれば、みんな、程度の差こそあれ、LMIという存在のファンになった、だからここで働いてくれているのだと思っています。

私はその中でも一番のファン。

そういうふうに見てもらえると嬉しいかな。
正直に言えば、「望田はあちら側の人間」という見られ方をしていることを、少し寂しく感じることもあります。もちろん経営に関わる立場ではあるのだけど、自分自身プレーヤーでもあるし、みんなと同じ目線で話したいと思うこともたくさんあります。
これからも、よりフラットにコミュニケーションを取りながら、LMIの実現に向けて、大きな仕事にみんなと一緒に立ち向かっていけたらと思っています。

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