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速達配達人 ポストアタッカー

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第四次大戦後の共和国メレテ。殲滅部隊タナトスの隊長だったサトミ・ブラッドリーは、銃社会でなぜか日本刀使い。 戦後、除隊して両親が居るはずの実家を目指したが、彼の家族は行き先を告げ…
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#小説

アタッカーの連載は終わります

こちらで連載始めてから、NOVEL DAYSのPVがとても増えたので、読者はそちらへ流れたかと思いま…

速達配達人 ポストアタッカー  22、てめえらに何一つ権利はねえ

ベンが走るのをやめて、流し始めた。 トラックはそのままどんどん小さく、荒野を走り去ってい…

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速達配達人 ポストアタッカー  21、地雷強盗とガチ勝負

「平和だなー」 さすがに3人で向かう自分たちを襲っては来ないだろう。 事件現場が近くなっ…

速達配達人 ポストアタッカー  20、休憩所でおやつタイム

ダンクを先頭に、後ろをサトミとエジソンの馬が追う。 サトミの馬、ベンは小さいわりに、走る…

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速達配達人 ポストアタッカー  19、さあ、荒野渡りの隣市局へ

「あー天気いいじゃん良かったぁ! さぁて、準備出来たし、行くぞーベン!今日はロングランだ…

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速達配達人 ポストアタッカー  18、砂糖砂糖砂糖シュガーーー!!

イライラがめっちゃキタッ! 砂糖だ、砂糖、砂糖が欲しい。砂糖砂糖砂糖砂糖砂糖砂糖砂糖っ!!…

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速達配達人 ポストアタッカー  17、殺し屋の考察

その写真は、上半身がすでに人の形をとどめていない写真ばかりで、しかも半身バラバラになった愛馬と混ざってひどい物だった。 何枚も、何枚も、手が震えたのか手ぶれがひどく、ただ赤い物としか見えない。 それでも数枚が鮮明に惨状を映し込み、彼らの受けた衝撃がわかる物だった。 「よく、この状況を見て撮れたな。死んでる人、仲間なんだろ?」 ガイドが目を閉じて額に手をやる。 その時のことが鮮明に思い出されて辛いのだろう。 「状況報告で、必要だったから撮ったんだが……消したいけど、消せな

速達配達人 ポストアタッカー  16、標的にされたアタッカー

「ダンク、昼から個別配達だっけ。サトミ、付いてったらどう?」 「おう、今日は昼から配達少…

速達配達人 ポストアタッカー  15、ダンクは口が悪すぎる

エクスプレスの一角は、パーテーションで分けた部屋になっている。 中はくたびれたソファーに…

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速達配達人 ポストアタッカー  14、抜いただけで圧倒する!

「武器の消耗品あるなら申請して、うちは軍を通して買い付けるから、だいたいなんでも手に入る…

速達配達人 ポストアタッカー  13、下界は言えねえこと多すぎるんだわ

中途採用、1日金曜初出勤。 必要かどうかわからないけど、久しぶりにナイフベルト付けて家を…

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速達配達人 ポストアタッカー  12、一生!ニンジン食う物かっ!

カリヤ婆ちゃんは、気になっていた。 お隣のサトミの様子がおかしい。 おかしいと言うのは、別…

速達配達人 ポストアタッカー  11、お前は大好き、俺は大、大、大嫌い

「なんでよ、なんで怖いんだよ」 「知らん」 家に帰ってベンを馬屋に入れて、世話しながら何…

速達配達人 ポストアタッカー  10、ヤバいと天から声がする

キャミーが手を合わせて頭を下げる。 ええ〜〜 マジでそんなに頼まれてもさ〜〜、まだ俺何もしたくねえんだよなあ。 だいたいさ、今までは命令だったし。 クソみたいな上司に、殺す奴の指示を受けるだけだったの、嫌気が差して辞めたんだけどさ。 「他の奴に頼めばいいじゃん」 「私は、君に頼んでるのよ。サトミ・ブラッドリー」 「ふうん……」 ちょっと考える。 「でも俺さ、殺しちまうぜ。さっき見ただろ?」 ああ!と、キャミーがポンと手を打つ。 「ゴム弾の支給やスタン銃とか、