【げむすきアドカレ2024】ダイスとカードに運命を託せ!『DICEY DUNGEONS』
みなさんこんにちは、エイトPです。
本記事は『げむすきアドベントカレンダー2024』の参加記事になります。
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本日紹介するのは2019年発売の作品『DICEY DUNGEONS』です。
ダイスとカードを組み合わせてスキルを発動し、ランダムに変化するダンジョンの踏破を目指す……というローグライトゲームです。
どんな願いでも叶えてくれるダンジョンに臨んだ冒険者たち。
ダンジョンの主である「レディラック」によりダイスの姿に変えられてしまい、運否天賦の冒険にチャレンジすることになる……というのが本作のストーリー。
ビジュアルも導入もあまり類を見ない不思議なものでしょうが、本作の魅力はここからです。
本作のおすすめポイントは4つあります。
①安定重視かロマン戦法か
本作のバトルはダイスとカード(装備)を使って行われます。
ターン毎にダイスを振ってダイスを装備にセット、出目に応じた効果で攻撃、行動し終えたら相手のターンになり同じくダイスと装備で攻撃………というランダム性の高いものになっています。
もちろん出目は気まぐれなため、ダイスを振るたび次の一手に悩まされることとなります。
では大きい数字を出し続ければ勝ち、と言われるとそんなことはありません!
装備には「最大〇まで」という制約がある物、「与えたダメージの半分が返ってくる」というデメリットを有する物も存在し、一概に大きい出目だけが正解というわけではないのです。
例を挙げるならまず……
出目が奇数か偶数かによって効果が異なる装備です。攻撃したいときに奇数が出ると攻めあぐねますし、何より6のダイスはセットできないというデメリットが目立ちます。
他にはこんな装備も…
こちらはダイスの値を問わず同じダメージを与えられます。1ターンに3回使えるため最大9ダメージまで狙えるのもメリット。
しかし1や2のダイスは使えず、また6のダイスをセットしてもダメージ量は変わらないのも悩ましいところ。
このように多種多様な装備がダンジョン内に眠っているため、出会うたびに新たな戦略の創造、あるいは難しいジレンマに立ち向かうことになります。
装備はレベルアップやダンジョン内にある宝箱から入手、あるいはお店で購入したりできます。
先ほども述べたようにデメリット付きの装備もあるため、どの装備をバトルに使うか試行錯誤しつつ進めることになります。
無論本作はローグライトであるため、手に入る装備も毎回ランダム!異なる効果の装備たちをうまく組み合わせるアドリブ力が求められます。
なお装備にはサイズがあり、バトルに持ち出せる個数が有限になっています。
強力な装備はサイズも大きいため、小回りの利く小さい装備を選ぶか一発逆転の大きい装備を選ぶか…というチョイスもあります。
本作がデジタルだからこそできる演出もあります。
例えば「ダイスの値を2で割って二つのダイスに分ける」という装備はゲーム故実装できるユニークなものです(6のダイスを3のダイス二つに分ける、といった具合)。
計算式の影響か、1のダイスに使うと1のダイスが二つ生まれるというバグめいた技ができるのが個人的にお気に入りです。
(勿論れっきとした仕様なので問題ありません)
②戦い方もルールも180度違うプレイヤーキャラ
本作では複数のプレイヤーキャラが存在しており、それぞれ好きな順に選んでダンジョンへ挑むことになります。
彼らは装備カードも得意分野も180度異なっており、キャラごとに全く新しい体験ができます。
戦士は本作で最もオーソドックスな性能です。基本的に装備も出目が大きいほど強いという、数字で殴り合うキャラクターになっています。
では小さい出目の時はどうするか?という問題も当然生まれるため、そこをどうカバーするか考えるのも面白いポイントです。
ダイスの出目ではなく数で戦うのが盗賊です。
ダメージが固定されている代わりに1ターン中複数回使用できる装備が多く、小さいダメージを何度も与えて戦うコンセプトになっています。
戦士と違って出目には苦労しない……と思いきや、今度は出目が大きすぎると使えない装備も出てくるため小さい出目が出るように祈るなんてこともあります。
ひときわユニークな性能をしているのがロボット。
なんと彼はターン中は自由にダイスを振ることができます!なんて贅沢なんでしょうか!
ただしダイスの合計が目標値を超えるとエラーが発生し、そのターンのみ装備が使用不可になります。
つまり目標値を目指してギリギリまでダイスを振る、という一人ブラックジャックのような戦い方になります。
エラーになると攻撃できなくなるが、振りすぎないでいると火力が落ちてジリ貧に……というジレンマをどう乗り越えるかが見ものです。
装備もこのルールに特化したものが多く、次に出る出目を調整したり、あるいはエラーになっても例外的に使用できるものもあります。
また目標値ぴったりに収められた場合はボーナスも得られるため、目標値ジャストを狙うリターン特化の装備か、エラーを考慮して戦うリスク回避型の装備か…という風に選べます。
他にも個性的な性能を持つプレイヤーが存在しており、キャラクターごとにまるで違うゲーム体験を味わえます。
挑む順番は自由に選べるため、難しいと思ったキャラクター/ダンジョンは後回しにして遊べるのも親切なポイントです。
③ユーモアあふれる強敵?達
前述したように本作はバラエティ番組をモチーフにした世界観となっており、華やかな雰囲気の中ダンジョンに挑むことになります。
ダンジョンの敵たちもその立場は「雇われクルー」。
そのため道中は殺伐とした真剣勝負、という事はなくノリノリで手合わせすることになります。
ホップな絵柄と相まってマスコットみたいです。
例えばダンジョン最下層で待ち構えるボスの一角「バスター」。
威圧的な見た目を有した、立派なドラゴンなのですが……
まるで人間大好きな大型犬の如き愛嬌たっぷりな第一声。
見た目とのギャップが凄まじく可愛いです。
他にも歌いながら戦う「シンガー」やダンジョンアレルギーに悩まされるハリネズミの「スニージー」、
吸血鬼なのにうっかりガーリックナンを食べてきた「ドレイク」など個性的すぎるキャラクターたちが立ちはだかります。
敵キャラクター全員に専用ボイス(サウンド)が用意されている凝りっぷりにも注目です。
更にダンジョンをクリアなどの目標…いわゆる「実績」を達成することでモンスターのプロフィールが読めるようになります。
どんな意気込みでダンジョンに参加することになったのか、趣味や特技は……などなど読み物としてクスッと来る内容になっています。
④テンション爆上げ間違いなしBGM
個人的最押しポイントです。
BGM担当であるChipzel氏の手腕により、本作の楽曲はどれもゴージャスかつノリノリなものとなっています。
スイング感全開のミュージックをバックに最善の一手を考える時間……まさに至福です。
特におすすめなのが通常戦闘曲の一つ
『Swing Me Another 6』!
リズミカルなイントロと共に次々とメロディが加わっていき、こちらのテンションを否応なく盛り上げてくれるこの曲はまさに至極。
こんな素晴らしいBGMがダンジョン道中のバトルで聴けるというのですから贅沢極まりない体験です!
なお通常戦闘曲の「一つ」、という書き方ですが本作はダンジョンの階層ごとにバトルBGMが変わります。更にボスBGMも複数曲用意されています。
そのため収録BGM数は非常にボリューミーなものに……最高ですね。
ちなみに本作のサウンドトラックは各種音楽サイトで配信されています。
ゲームを手に取る前にまずは音楽から、という入り方も大いにアリだと思います。
おすすめ3曲をピックアップするのでBGMだけでも是非。
・Swing Me Another 6
前述したようにハイテンション間違いなしのアップテンポな一作。
リズムに身を任せてダイスを振り、装備を選んでガンガン攻撃していく瞬間はこのゲーム随一の楽しい体験と言っても過言ではないでしょう。
・Elimination Round
心地よいリズムで紡がれるメロディをこれでもかと味わえる一曲。
強敵を前にじっくり考えてカードと睨めっこする時間を豪華に彩ってくれます。
・Lifeline
重いイントロから始まり、緩急付けてハイテンポのサビに突入する切り替わりが最高に痺れる一曲です。
優勢劣勢どちらの状況で聴いていても耳に残ること間違いなし!
このように様々な魅力を抱えたローグライトゲーム『DICEY DUNGEONS』。
対応プラットフォームも広く、あなたの好みに合わせて自由に遊べます!
Steam版でじっくり腰を据えて遊ぶもよし
Nintendo Switchでテレビに繋いで遊ぶもよし
スマホで空き時間にサクッと遊ぶもよし!
あなたのお好みの遊び方でDICEY DUNGEONSの世界に飛び込んでみてください。
最後にげむすきアドカレのリンクを掲載いたします。
他の方々も素晴らしい紹介記事を書かれているので、是非こちらもご覧ください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!