「劇団ららるらら」とは

こんにちは、白井肉丸と申します。
たすいちという劇団で役者をしております。

今は、「劇団ららるらら」の作っている、
『せをはやみ』という作品に出演しております。

「劇団ららるらら」という、あまりに情報量の少ない団体について、
少しだけ紹介文のようなものを書いてみようと思います。

「劇団ららるらら」は、オンラインでの芝居作りをしています。
私が企画の言い出しっぺというだけで、固定のメンバーがいるわけでもないのだと思います。よくわかりません。

新型感染症の影響で稽古も出来なくなりはじめた時期に、
「ただじりじり待っていても仕方ないな、家で出来ることをしよう」
と思い立ち、フットワークの軽そうな人に声をかけようと思いました。
（何か物事を始めるときは、腰の重い人と組むと進まないのです）

自分があまり長い間じっとしているのが得意ではないので、
短いお話を作りたいなと思いました。

あと、いかにも演劇的な喋り方の芝居より、普通の会話っぽいのにしたいなとも。
生で観る演劇のような臨場感は出せないけれど、
オンラインでやっているリアルなやり取りを覗き見ているような感じにできたらな、と思ったのです。
（作り方によっては、自分がそこに参加しているような気持ちにもなれると思いますし）

「zoomとか、オンラインでのやりとり自体をそのまま見るような お話とかコントを作りたいんですが、台本を書いてくれませんか」
と、私の（数少ない）人脈の中で、
『短い話を書かせたらダントツに面白く、かつ行動がクッソ早いアイデアマン』という点で、カカフカカ企画の主宰 高山銀平さんに声をかけました。

そしたら、
「夫婦感をゼロから作るよりも早いし、須藤君とちゃんしら（私）の２人の話にするわ。毎日更新だからそのつもりで」
というような感じで、恐るべき速度で『せをはやみ』の製作が決定、
相手役には、私の夫氏、須藤大輔さんが抜擢されたのでありました。

（須藤さんは、以前は劇団に所属して活躍されておりましたが、
　今は「高山さんの作演以外に興味ない」と、
　カカフカカ企画にばかり出演、菓子パンとラーメンが好きな役者さんです）

我が家の構造上、別々の部屋で撮影も出来るし、
練習も打ち合わせも早いし、すぐにでも動き出せそうですな、と、
こうして、小さな企画「劇団ららるらら」が誕生したのでありました。

（この「オンラインで作品を作って配信する」というプロジェクトの名前というかなんというか、そんな感じでつけたので、劇団かどうかも良くわかんないです）

元気にお外に出ていけない今だからこそ、拘束時間が少ないからこそ
普段共演が難しい人と一緒に芝居できるんじゃないか思いまして、
そういったことも、「劇団ららるらら」でやってみていることです。
みんなの違う一面を引き出せるのが、芝居の面白いところだと思うので。

ここで面白い役者さんを新たに見つけて貰えたらいいんじゃない？
とも思っているので、今後も色々な人に協力を仰ぎたい。
こちらからも声かけるけど、興味ある人は教えてください。作演さんも。


エンディングには、好きなバンドさんの曲を使わせてもらっています。
普段とは違う客層の人に聴いてもらえる機会を提供できたら、っていう、
個人的に「なにか周りの人に対して出来ることないかな」の一環です。
（こっちも音楽畑の人にも観てもらえたら嬉しいし）


「演劇は生で観てこそ！演じてこそ！」
ええ、ええ、とてもわかります。
そりゃあ私もライブ感が大好きです。

でも、高校時代にはオンラインに住んでいた私。
コロナ騒動の前から、zoomも多用してました。
自分にとっては、オンラインツールも、現実の世界にあるものの１つです。

リアルにお会いできるのはまだ少し先になりそうなので、
今はオンラインでの創作を楽しんでいただけたらと思っています。
（でも、これは今後もやっていきたいな。遠方の人にも観てもらえるものね）

というわけで、劇団ららるらら『せをはやみ』、
もうしばらく応援よろしくお願いします。

https://youtu.be/yLWK8Lfufko