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金と学歴に依存した男

 こんばんは、レモンバーベナティーを飲んだら寝ちゃったとまよこ りゃんシーです。パチュリやホワイトセージやゼラニウムやレモンバームも触ってたから……

 火葬終わったー。。
 遺体って安置されてすぐ死化粧するって母さんが言ってたからそうなのかと思ったら死化粧は「納棺式」つって遺族は立ち会えるのか!知らなくて慌てて面会行って死んだままの顔見てそれで疲れて納棺式行けなかった…。葬儀が無くなったら納棺式ってのもないのかと思ってた…。だから死化粧したあとの写真は撮れなかった。だから僕の記憶の中で父さんはずっと苦しげな顔のままかもしれない。あー、写真撮りたかったんだけど火葬場では撮影禁止で、写真撮れなかった、悔しいな~せっかく安らかな死に顔にしてくれてたのに。納棺式行けば良かった…。一生に一度の機会を逃してしまった…。知識がないって損だわ。
 結局葬儀は台風近づいてるからって中止にしたらしい。まあ、ちょっと午前葬儀で午後火葬は普通に体力的に無理だからそれはよかった。火葬だけでもかなりしんどくて……。ゴキブリ防止なんですかね?飲食厳禁で死ぬかと思った。あと車に乗せて貰ったら車酔いがひっっっっどくて……台風中止も来る来ないは相手の自由なのに「怪我でもしたら謝らなきゃいけない」って言う理由で中止にしたからね。相手の尊厳を無視するってこういう事なんだなと思った。
 でも、葬儀とかああいうのってなんか仰々しすぎるよな。あれで悲しみが増幅される気もする。あと死化粧も、本人の意志を無視して顔に化粧なんかして失礼だなと思ったよ。あんなに苦しんだ顔が安らかになって「安らかな死に顔で良かったですね」とか言われても怒りしか沸かんのよ。本来人は一人で死ぬものなのにあれこれ手を加えられるのもなあ。結局遺族が死と向き合うメンタルケアの時間なんだろうな。だから死化粧した顔撮りたかったんですよ…。その方がホッとするからさ…。ねえ、最期の「いい顔」を保存してお守りにしたかったなあ。それか写真撮っておいてもらえば良かった。なんか思ったより綺麗にしてもらってたので…。もう忘れてきた。
 もうちょっとこう、楽しい葬儀をしたい。そういう宗教に入信しようかな。

 いつか父の亡骸を見下ろして、遺骨をこうやって自宅に安置する日が来る。頭では分かっていたけどいざその日が来ると、なんだか凄く遠くに来たような気がしてしまう。確実に人生のフェーズが変わったなと思った。こうして時代は変わっていって、僕が死ぬんだ。ただそれだけの事なのに、なんか大げさすぎるよな。さっと次に行けば良いんだよ。「もっと生きてて欲しかった」とは思わないけど、次の人生に希望を感じていないのは良くない事なのかな。父さんが死ぬ時はこの家もないと思ってたから余計ちぐはぐな感じがする。妻子の為に一生懸命貯金したい気持ちは分かるんだけど、お金は使い切って死んで欲しかった……。争いが起きるのも嫌だから……。

 副葬品は父さんの使ってた箸と味噌汁茶碗と、あの世でも酒が飲めるようにお猪口と、コナンとゴルゴ13を入れた。コナンもいつか終わって青山先生もいつか死ぬんだろうな…。なんかそんな事を考えてしまった。副葬品って入れるのは良いけど骨壺に灰が増えて持って帰るの重いだけじゃんwwwって後から気付いたわ。骨壺重い……。
 僕は子供作れないから余計「終わり」が寂しく感じる。普通は終わりがあって始まりがあるんだけど、僕の家系はあとは終わっていくばっかりだからね。まあ、僕は、死ぬより生きる方が辛いって考えてるから、別に良いんだけどね。もう一度若返って人生やり直したいかと言われても、NOかなあ。幸せって結局この世にないよなあと思うから。自分の好きな世界を作ってそこで暮らせるなら良いけどね。そうなんだよな~死ぬ時ラクに死にたくて良い老人ホーム入りたくて必死に貯金してたんだよ。もうそれだけが望みだよ僕は。滝川病院だっけ、精神障害のある人の緩和ケア病棟?みたいなとこが杜撰すぎるっていう……実際、どこも似たような現実なのかも知れない。ああ、本当にこれからは辛い事しか無いんだろうな…。
 まあセックスと妊娠と出産と子育てと結婚が嫌なだけで卵子自体はまだあるからさ、少子化対策として卵子の無料提供して下さいとか言われたら提供しても良いけどね。そういうシステムをチャッチャッと作れば少子化問題なんてすーぐなくなるんやけどな~。日本と人類の摂理に貢献したいと言う気持ちはあるのでね。まあ発達障害なんで「卵子選考」で落ちるかwそういう寂しさはあるね、やはり。
 母さんは「『この状況を打開して下さい』って祈ってたから祈りが通じた」って言ってる。そうです、サイコパスなんです。知らなかったんですか?あの人に同情するとマジで痛い目見るよ。小動物みたいな顔してさ。もちろん母さんは母さんなりに介護頑張ってたから早く終わって良かった面はあるだろうけどね。母さんが限界になると父さんも死ぬのは当たり前のことだしね。やっぱ死ぬ間際が一番大変!当たり前か。それで葬儀の準備にすぐ移るからやっぱり確かに大変ですわ。

 父の死因なんですが、結局窒息死だったのかCO2ナルコーシス?だったのかよく分からないなと思ってたんですが国分寺診療所の人が「二酸化炭素中毒の幻覚」って言ったからそうなのかと思ったんですけどどうやらあれは「せん妄」じゃん。心不全やがん末期で亡くなる人の80%に起きるんだって。集中治療室にいる人の90%。だから、やっぱり父の死因は心不全だったんだと思う。やっぱ脱水とかビタミンB12不足とかが深刻化するとなるみたい。僕もこれ、過労で副腎疲労一番つらい時この一歩手前までなったから分かる、あれがもっと年取ってたらアウトだった。だからもう「看取りモード」だったんだね。うーんもっと僕がその事を分かってれば施設探したりせずそばに居てあげたりしたのに……。どうしてあの時もっと深刻に考えなかったんだろう。やっぱり無意識に考えないようにしていたのかな。でも誰か「せん妄ですね」って言ってくれれば良かったのに!あと一週間持たないって言われてるのわかってたのに叫んでるの教えてあげなかったのマジでなんでだったんだろう。父さんより母さんを優先してしまった。
 心停止してから意識なくなるまで10秒あるんだから表情戻したりできないのかな。2秒くらい心臓止まるだけだって頭がひやーっとなって痛くなるんだから死ぬときはかなり頭痛いだろうな、てか冷たくなる感覚あるんだろうなぁ…おとといくらい目が覚めた瞬間ちょっと心停止みたいになったから…死ぬカードは一回なんだからすぐ使いそう。白目は向いてたなそういえば。目が半開きで白目剥いてて首はピクピクしてた。

 心気症になってから「どうしたら心を落ち着けられるか」ばかり苦心していたけど、そろそろ昔に戻れって事なのかも知れない。やっぱり食事が足りてないんだろうな。遺品整理が終わり次第グルホに移ろうと思ってるの。その方がたらふく食えるはずだから……!家賃補助もあるし……!この家だと食うたびに嫌味言われるし。

 今まで副腎疲労ってイメージ湧かなかったけど要は寿命がガンガン削れる慢性過労死なんだろうな…と思った。ストレスはね、仕方無いよ。発達障害でトランスジェンダーだったんだから。負け組なんだから。どのみち漫画家になれてても普通に過労で死ぬつもりだったしな。でもその時はファンが付いてくれてるから。死ぬまでに一人でも理解者が欲しかった。まあ、うん。リオサンがいるからいいか。むしろ商業界に搾取されながら変に利用されずに死ねてよかった。ファンができても嫌われるのは嫌だから批判受けたらすぐ辞めてたかもしれないし。
 火葬炉を見ていたら、なんだか僕も近いうちにあそこに入るような気はしたね。僕が生まれてきた役目みたいなのは果たしたのかな。
 なんか多分父さんみたいになんかの病気すると手術とか耐えられないからそこで死ぬんだろうな、と思う。だから感染症かからないように一人暮らしの方がやっぱり安全じゃないかなあ…。

 なんか死ぬのが少し怖くなくなったかもしれない。父さんの後に続けばいいんだと思えば。父さん大好きだから、どこでも付いていくから僕。
 あとおばあちゃんのときはあっけなく死んだけど父さんはなかなか死ななかったから、そういう面で安心したのもある。
 死ぬ日と方法を自由に選べるなら怖くないのに、死は怖いなんて誰が言い始めたんだろう。死ぬのが怖いよりましだよな。自分が死ぬより他人が死ぬ方が苦しいっていうのもあるかも知れない。祖母が死んだ時も凄くショックだった。死んだら二度と会えないんだっていう事実が本当に悲しかった。一度死んだら絶対に笑う事も考える事も喋る事もできないっていう、死体っていうものがトラウマになっちゃって。今回もさ、意識がはっきりしたまま死んでいったでしょ。数秒前まで「人間」だったものが突然人格も人権も感情も意思も消えて「モノ」に成り下がる恐怖がね、やっぱりずっとあるって言うか、そんなに「意思」って、命って軽いんだ、みたいなさ。
 死化粧すると余計生きてるみたいに見えるから嫌なんだよな……。あれで目が覚めないっていう気色悪さがもしかして嫌いなのかも……おばあちゃんはあの時死化粧してたのかな?分からんけど、棺も何もなく寝かされた遺体を至近距離で見てた記憶が蘇った。あの時程の恐怖はないけど、あの頃は「死」というものがある事も知らなかったからね。概念より先に死体を見たから……。かなり至近距離で長い事見てたからな……。あれ以来死体がダメなんよ。でも父さんの死んだ瞬間の「死体」は意外と平気だったから死化粧したやつがダメなのかも……「目を覚まさない」感が強くなるから……?

 生死もそうだけど僕らって思った以上に自由がないよな、と思う。安楽死も許されてないから死ぬ自由もないし、障害を持ったり老いるのも不可抗力だし、税金もあるし、精神障害になったらそういう意志を持つ自由も奪われるし、生まれる時も死ぬ時も医師が生殺与奪も苦痛も握るわけで……戦争始まったら当然人生終了だし。子供の頃は全部親の管理下だから自由ないじゃん?なんか、子供の頃を思い出しちゃった。毎日学校行く義務もあるし、日本ですらほとんど自由ってないな……って。そろそろその子供の頃に逆戻りしていく頃か……。赤ちゃんみたいに何も分からないまま死にたい。あ、そうか、認知症になれば良いじゃん!それが一番幸せな死に方……!?父さんの事は尊敬してるんだけどあんなふうに殺されると……父さんは間違ってたのかなとか、なんか…必死で生きてたし優しくて我慢強くて本当に良い人なのに誰も知らんぷりなんだなと言うか。

 父さんが死ぬ前まで死ぬのが怖くなかったのになんか今は死にたくない!やっぱ死ぬのって大変だわ!痛いの嫌だし、なんか母さんを置いていくのも心配だし……あと創価学会の連中に美談に仕立て上げられるのがすげえ嫌だ~!!!母親に捏造されて偲ばれるの絶対やだ!!!やっぱり男になってから死にたい!!!母親に恥をかかせてから死にたい!!!父に男になった姿を見て欲しかったなー。。葬儀に創価学会の人がたくさん来たのもストレスだったしさー。。父親の葬儀なのに創価学会に乗っ取られたことが悲しかった。運転は乱暴で死ぬかと思ったし……もう無理だ……社会に出るのは……ポカリ飲めなかったし低血糖ずっと続いてて車酔いもあってマジで死ぬかと思った…台風で急に曇るから寝れなくなったし。こないだの葬儀で無茶してから心臓の調子悪い…。

 父さんのスマホの整理とかしてるんだけど、なんか気が滅入るなぁ。
 生きてた人の人格と人権が消えて全てが他人のものになるという事実と言うか…。死ぬことよりそれがなんか辛い…。
 必死で博士号取っても結局死んだら無意味じゃん…。僕もあんなに必死で受験したけど何の役にも立ってなくてただ寿命が削れただけだし…なんかすごい落ち込む。他人にとって本人の頑張りなんて1ミリも関係ないんだよなって。他人は皆自分が一番大事なわけで…。自分が生きる意味って何?
 父さんは何のために生きてたんだろう。特に意味なんかなかったのかもしれない。
 なんか急に父さんが小さく見えてきた。なんなんだろう。父さんの教えって何の意味があったんだろう。父さんのように生きてもああやって苦しんで死ぬだけなのかな。僕は父さんに感謝する義理はあるんだろうか?エロ画像フォルダの名前がJunkofolder(母さんの名前)なのが良いじゃん(笑)
 父は本当に運よく社会に認められていった、友達も出来て妻も2人いて……父を同一視していた自分が腹立たしいと言うのか?父にとって僕は大した人間ではないと分かった事がショックなのか?やっぱり父さんはなんか僕の事まともに取り合ってなかったんかなぁ。真面目に相談とか乗ってくれた事なかったような気がする。なんか…それが分かってちょっとショックだったかも。今まで信じてた父さんの教えは全然冗談のおふざけだったのかもしれないなあ。僕が尊敬してるほど父さんにとって僕は大したことない存在なんだろうなって。僕は父しかいなかったからさあ。それが父の言う「育て方を間違えた」なのかな。僕と父さんが出会ったのは父さんが48歳のときで、父さんはきっと僕に本音で接した事はなかったのね。だから僕への教えもどこかジョークの一種だったのかな、とか。父のようになりたくないと言うのもまた、あるんよ。傲慢と言うか……父に似るのもまた嫌なんよなあ。
 父さんが死んでほっとしてると言うか、僕はこれでやっとアダルトチルドレンから抜けられるかもしれない。結局父さんは僕をまともに一人の人間として育てなかったし、父さんの庇護下で傍若無人だった母さんが大黒柱になって今までみたいに内弁慶になれなくてしおらしくなってるし、これ、もしかしてかなり平和になるのでは…?父さん一人がそこまで実権を握れたのもまあ、確かに学歴制度の闇と言うか父さんにとって依存する先が学歴だった、母さんは創価学会、僕は漫画だったっていう事なんだと思う。32年で終わってくれて良かったか。ずっと親が死ぬの楽しみにしてたからなあ。まあ、一番問題の母親がまだ長そうなんだけどね。父さんは僕のことを「育て方を間違えた」と言ってたけどまあ父さん自体はそこまでではなく、まあ間違えたのは結婚相手よな。父さんが死んだのでもう失望される心配もないし、父さんの価値観と世間の価値観のギャップで苦しむ必要もなくなってほっとした。死んでも親に悲しまれないってのがいい。親ってやっぱけっこう生きる理由になるんだな。
 そう言えば父さん若い頃キリスト教徒だったのに十字架が一切見当たらない。母さんのために隠したのか、心臓の手術の時だけ入信したのか?結構僕が子供の頃は「イエス様」とか言ってたけどね、冗談だったのかなあ。
 2021年の父が1階に引っ越した時のメールも整理してたんだけど、「入れ歯は大事なのでそのままにしておいて下さい」っていうメールが母に入ってたのを僕は知らなかったよ。母さんって本当にそういう伝達できないよなあ。僕が烏山に入院してた時も日記の書き方聞いてなくてめちゃくちゃ書いて危うくそれを提出するところだった。僕に言わないとダメなんだよ、みんな。お願い。母さんに伝えないで……

 父が死んだのは良いとして、よく考えたらけっこうな遺産が入ることになるんだよな。
 てことは昔みたいに金の力で発達障害をカバーする生活も出来るんやけども…。いちいち親にお伺い立てなくても自由に使えるお金…。
 最初に自分の思い通りにいかなくなったのは進路で、僕はwebデザインの専門学校に行きたかったんだけど父が「大学だけは絶対出ろ」って言うから大学行ってその間に副腎疲労になったのね。その後専門学校行かせてくれたんだけど当然それどころじゃなくて半年で辞めて、その時も僕は医療費に使いたかったのに医療費はダメで「今専門学校行かないともうお金出せない」って母に言われて無理矢理行ったんだよね。だから副腎疲労の病院に行っても良いよな……。あの頃治療開始してれば潰瘍性大腸炎にもならなかったと思うのに……。
 性転換のお金はずっと貯めてたからまあ良いんだけど、グループホームとかじゃなくてなんか、好きなとこで好きに生活する事も出来るわけよね、家賃補助のない都外のグループホームだって良いわけよね。父さんが命懸けで残してくれたお金、有効に使いたい
今聞いたら遺産30万だった。お金なくなると同時に死んだ父が凄いな。この土地は母が住んでる限り売れないしね。でも家売らなくて良かったなあ、もしかしたら僕が昔「大学行かなくて良いから家売らないで」って言ったの覚えてたのかもしれない。
 父さんが手塚治虫の本買ってくれたのに大学行けってよく考えたらどういうことだったんだろう。もしかしてもうその頃にはボケてたのかな。

 それでは、G-pitの人たちに東京湾に沈められる夢を見たとまよこ りゃんシーでした。


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とまよこ りゃんシー@アイヌ子孫
発達障害なりに色々考えて生きてます。応援していただけると嬉しいです。

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