ツァイガルニク効果
ツァ?...ツイ...ツイガ?...何て?
遂に訳分かんない事言い始めたなと思ったでしょ。
あるんですよ、ちゃんと。
「ツァイガルニク効果」
成功した経験以上に失敗したり挫折した経験の方が忘れられないという心理効果。ツァイガルニクは人の名前です。
「失敗は成功のもと」なんて言葉がありますが、実際には「失敗は失敗のもと」なんじゃないかな、というね、今回はそういう話です。
「そんな殺生な!」と思ったかも知れませんが、これは言葉の綾という奴で、砕いて説明すると
「何か物事に挑戦して行動した際に、自分が意図していない結果が出た場合、または自分の意にそぐわない結果が出た場合に、それを失敗と感じてしまう事がそもそも失敗の原因になっている」
という事です。
はいまた哲学的になってますね。
でも既にお気付きの方も居ると思います。
「失敗は成功のもと」というのは、「失敗をする事でその原因を反省し、方法や欠点を改める事で、その後の成功につなげるぞ!」という前向きな言い訳であり、相手を慰める為の言葉だったりします。
理には適ってるんですけどね。
しかし、心理学には「ツァイガルニク効果」という心理効果があるのです。
人間はどうしても成功体験以上に失敗体験を記憶してしまいます。
失敗した、挫折した、投げ出した、そういった体験の方が根強く残ってしまうのです。
その為、失敗はすればする程、「失敗してしまった」という記憶が蓄積されていってしまう為、ネガティブになっていきます。
101回目に成功する実験も、100回の失敗によって断念してしまう事があるのです。
「じゃあどうすれば良いんだ!」
「失敗するなってか!」と思ったかも知れませんが、そうではありません。
僕は「失敗など、この世に無い」と考えています。
失敗というのは幻想に過ぎない。
あるのは、行動を起こしたという結果だけだ。
アンソニー・ロビンズ
ロビンズありがとう。
そういう事です。
「失敗」というのは人間が創り出したモノでしかありません。
実験や行動の結果というのは、その実験や行動の結果でしかないのです。
そして、その実験や行動という「挑戦」が、
世界を変える、唯一の術なのです。
どうしたって人は成功以上に失敗を忘れられない。
だったら失敗だなんて思わないようにしよう。
そういうお話でした。
いや、信仰宗教じゃないです。