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理不尽な「カスハラ」に対する意見広告

理不尽なクレームに対し、バス会社が新聞に意見広告

反響の大きい意見広告

3月中旬、地元紙にバス会社が広告を出しました。

意見広告

お客様は神様ではありません

非常に強い態度で「カスハラ」に対応するという経営者の意思表明がされています。

理不尽なクレームや要求には毅然とした対応を取り、場合によっては乗車をお断りいたします。

意見広告より

全国紙でも取り上げられる

この話題は全国紙で取り上げられさらに反響が広がっています。

ある小さなバス会社の悲痛な叫びが3月中旬、地元紙に意見広告として載った。地元在住とみられるネットユーザーが広告の写真をTwitterに投稿すると、瞬く間に拡散。12万を超える「いいね」がつき、大きな反響を呼んだ。

朝日新聞デジタル2023年4月5日 8時00分

今は、デジタルで情報が拡散される時代ですので、地方紙の広告を本来見ることのない人にも見ることができるようになりました。
広告主はそんなことはまったく考えていなかったと思います。

広告主に追加取材

全国紙の記者が背景について書いている。

 3年ほど前。タクシー降車時に持ち合わせがなかった男性客の家を、社員が訪ねて運賃の後払いをお願いした時のことだ。

 「そんなもの払えるか!」。なぜか男性は怒鳴りながら、社員の方に杖を振り回してきたという。結局、乗車賃の回収は諦め、泣き寝入りするしかなかった。

 さすがに暴力行為はめったにないが、この男性のように理不尽な怒りをぶつけてくる乗客は後を絶たないという。

 ひどいクレームに限っても、年に数件あり、今年も1、2月と立て続けにあった。

 「バス運転手ににらみつけられた」

 「路線バスに乗れなかった。無料のタクシーを出せ」

 「運転が荒すぎる。運転手をクビにしろ」

 運転記録などを確認すると、ほとんどが事実と異なる指摘だった。

 社長は「普通のクレームだったら、むしろありがたいですし、改善できるよう対応したいと思っています。ただ、ささいなミスを激しく責め立てたり、事実無根の苦情を言ったりするのはやめてほしいんです」と訴える。

朝日新聞

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