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見た目やばいけど美味しいものが得意だ

しばらく冷蔵庫が空っぽだ。買い物に行けていない。ごはんどうしよう。

朝は適当が許される。いつか買っておいた鯖の水煮の缶詰でお雑炊にする。
煮ながら鯖をヘラでざくざくとほぐして、炊飯器からご飯をぽいぽいと入れて、仕上げに溶き卵を流して。かきたま。

黒いもの(鯖の皮や血合い)が浮いた、美しくないとろとろが出来上がった。
三つ葉などあったらもう少しだけ良かった。
夫と一緒に啜った。

鯖と米と卵。生姜。白だし。
美味しくないものは入れてないし生姜をたくさん入れたのでとても美味しい。
簡単であたたかくてとろっとしているものが好きだ。
朝はお雑炊を作りがち。

今日は仕事がない日だ。
フリーになってからというもの、家でだらだらと過ごす時間にひどい虚無感や罪悪感を覚える。
なので試しに朝ごはんを作るようにしてみた。

夫と朝を過ごす習慣は今まで無かった。

とても申し訳ないけれど今まで朝ごはんなんて用意したことはない。
夫の方が起きる時間がちょっとだけ遅い。彼は数年前から自営業で生活時間がそもそも違うのだ。無理に起こしたりもしない。
両者自由に適当に食べたいものを食べた。
おかずの残りとか、バナナとか。炊飯器のご飯と何か、とか。
何もなければ食べなかったりもする。
夫が気まぐれに早く起きてきたときには一緒にコーヒーを飲んだ。

今は会社員時代と同じ時間にちゃんと起き、ゆっくりと朝ごはんを作って、洗濯など家事をし、夫が起きてきたら一緒に食べる。
たまに一緒に夜更かしするので一緒にゆっくり起きる。
私に余裕があるので夫の生活ペースは乱さなくて良い。
社畜時代では考えられなかった時間。

朝ごはんを一緒に食べる取り組みはお付き合い10年超にして新しい試み。
これが悪くない。結構楽しい。
朝ごはんが待っているせいなのか夫も心なしか早起き。
午前中の時間が充実すると特に予定がなくても満たされた気持ちになるので精神衛生面でもプラス、虚無感に悩まされずに済んだ。

朝ごはん食べない人多い。多いと思う。食べない方が体調が良いと思っていた時期が私にもあった。
朝はちょっと早起きしてあたたかいの食べると良い。
食べられない人はお白湯も良い。
年を重ねるごとにただのお湯が美味しく感じるのは不思議。

職を失ってやっと実感した朝時間の大切さについて。

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