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241020 鑑賞記録

謎に続いた鑑賞記録も今回で最後。
次に行くのはクリスマス頃になる予定です。


先週と同じ教会でバッハのカンタータを聴いてきた。
一度聴いてみたかったんだよな~と何も考えずにチケット取ったら二週連続になってしまった。
牧師さん自身が音楽を嗜まれる方だからか、ここの教会ではいろんなコンサートが催されている。たまに公式HPのイベント予定を覗くと大抵面白そうなのがひとつはある。そう、あるのがいけない(某もちづきさん並感)


演奏されたのは次の四作品。

J.S.バッハ
・カンタータ第196番「主は私たちのことを思っています」BWV1O6
・カンタータ第202番「消え去りなさい、悲しみの影よ」BWV202
・カンタータ第36番「喜びながら舞い上がれ」BWV36
J.C.バッハ
・「わが愛する女よ、汝美しきかな」


曲目の説明があるタイプのコンサートではなかったので予習しておくべきだった、と思いながらYouTubeで入門動画を探して復習している。まあ何も知らずに聴いても楽しめたのでよし。ドイツ語の響きっていいよね。
日本語訳の字幕がついていて、恐らくそういう慣習なのだろう、文語訳なのがまた面白かった。

前に「現代の祈りといにしえの世俗」というコンサートでマドリガルやレクイエムを聴いたときもそうだったが、
日本語訳(の字幕)だけがある状態だと、自然と知っている単語を耳で探しながら聞くことになる。
「わが愛する女よ~」に出てきた一節(Mein Freund ist mein, und ich bin sein.)は自分のうすっぺらなドイツ語知識でも聞き取れたし、何度も何度も繰り返されるフレーズだったので印象に残った。後で調べて旧約聖書「雅歌」の一節だと分かった。

(時間指定URL)


楽器の編成はヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ/コンバス/オルガン……に加えてオーボエと、それからファゴットがあった。
私はファゴットに対して、乱暴に言えばオーボエの低い版みたいな、中音域のメロディー担当というイメージを漠然と持っていた。お目にかかれる機会が少ないので見せ場があるのを期待していたが、聞こえた限りずっとコントラバスと同じようなパートを担当していて驚いた。
思っていたより音が低いというか、たぶん音域が相当広いのだろう。そんなバスクラみたいなこともできる楽器だとは知らなかった。

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