聖書協会共同訳について

(キリスト者でもないのに)通っている教会で行われた研修に参加してきた。単純に、聖書のテキストや翻訳についての話が私の興味の対象だったので。
以下個人的なメモ。



・近くの神学部のある大学で今年から聖書協会共同訳を使うことになって、そうなると教会としても検討せざるを得なくなってくるという背景があった

・今のところおよそ30年間隔で聖書協会からの訳が出ている 時代の経過で使われる言葉も変わるから新訳を出す必要性が云々という話だったけど、今日話を聞いた限りでは(他の方が言うには、文語→口語や口語→新共同ほどの)インパクトもなく、導入にかかわる諸々の手間などを考えると新しくすればいいという訳でもなさそうな印象は否めなかった

・翻訳という作業の大変さについては言うまでもなく、聖書というテキストの膨大さに加えて、更に礼拝で用いる(実用面)ことを考えると古典などを翻訳するのとはまた事情が変わってくる 朗読したときの響き・リズムや、同音異義語の問題など

・私は特に長い間親しんだ聖書訳もないし、むしろ読み比べることにこそ面白さを見出すのだけども(岩波の改訂新版は注釈が豊富なのでよく見る)、それこそ聖書の言葉と共に生きてきたような方々はまた受け止めかたも変わってくるだろうなと思う
個人的には詩編の協会共同訳はもう少しいろいろ見てみたいと思った より「詩」ということに重きがおかれた訳になっているように見えたので


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