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240929 合唱鑑賞記録

突然の日記復活。

五月にふと思い立って合唱のコンサートに足を運んで以来、月に一度は何らかの演奏を聴きにいっている。一度公演に行くとプログラムと一緒にフライヤーをたくさん貰ってくるので、映画館の予告編で気になる映画を見つけるのと全く同じように、芋づる式に次の予定ができるのだ。

折角だからコンサートの感想を記録したいという気持ちは前々からあった。Twitter(現X)に全部書くとそれだけでTLを埋めてしまうが、机に向かってノートに書き留めるよりは手軽にできそうな方法として、とりあえずここを使うことにしてみる。


本題

というわけで、関西学院グリークラブフェスティバルに行ってきた。

先に断っておくと、私は別にここの卒業生でもなければ知り合いが通っていたとかでもない。完全なる赤の他人だ。
六月の東西四大学合唱演奏会がとてもよかったので、また男声合唱聴きたいな~のノリで行った。あとは宗教曲が好きなのでその辺のジャンルからも何か聴けるだろうの読みもある。

私自身は小学~高校まで合唱をやる機会が多かったので、中学部や高等部の方々の演奏はどこか懐かしくもあり、(ありきたりな表現で恐縮だが)""若さ""のエネルギーを感じて元気をもらった。自分が若かった頃によく言われたのってこういうことだったのか……。

曲目の話に入る前に、由木康が関学グリークラブ出身で校歌の作詞もされていたのを今回知った話をさせてほしい。
『パンセ』の訳を出していてパスカルの研究者として名前を知った方が、一般的には「きよしこの夜」の訳者として有名な賛美歌の作詞もしている牧師だと分かったときもかなり衝撃だったのに。本当に何なんだこの人は。


好きだった曲目

・och jungfrun hon går i ringen(スウェーデン民謡)
広瀬先生の踊るような指揮が印象に残っている。六月の演奏会でも指揮をされていたが、お人柄というかいい先生なのだろうなというのが聴いている側にも伝わってきて、なんというか、ファンになりそうです(?)

・hej dunkom så länge vi levom(スウェーデン民謡)

・観覧車回れよ回れ(「現代女流歌人六人の歌」より)
短歌が題材の合唱曲は初めてだった。他の作品も調べて聞いてみたい。

・Hail Holy Queen
みんな大好きでお馴染みの曲。久しぶりに聞いたけど何度聞いても良い。「天使にラブ・ソングを…」実は観たことないんだよな…観るか…

・My favorite things
これも有名な曲。ピアノの編曲が好きだった

・Deep River(スピリチュアル)

順番としては逆なのだろうが、遠藤周作の『深い河』を思い出した。いいな……うまくいえないけどとてもいい。こういう、特定のものに寄せられる概念のようなものを見るのがとても好き。

・Matona mia cara
プログラムを見てあれ……?とは思ったが、演奏が始まって飛び上がった。不意打ちで知っている曲だと判明したときの興奮、何度やってもいい。
公演が終わってからずっとどこで聞いたのか思い出そうとしたが一向に分からない。これほど印象に残っているのに歌詞全体を見てもピンとこないし覚えているフレーズとそうでないフレーズの濃淡がはっきりしているのを見ると、学校で先輩たちが歌うのを何度も聞いていたあたりのラインな気はするが……。(どうでもいいけど私の中では「ジェリコの戦い」「虹」もこの枠)

・「耳無芳一合戦壇ノ浦」
六月の初演から二回目。ほんとにすごい曲です。(語彙無)
千原先生の曲が好きなので他にもいろいろ生で聴いてみたい。

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