遺伝子から体質を調べてみたら絶望した
私は幼い頃から筋金入りの肥満だ。ダイエットをしたことはあるが成功したためしはない。
やり方が悪かった可能性がある。ただ世の中にダイエット情報が溢れかえっており、その良し悪しを判断するだけの知識が身についていない。
膨大な情報の海からあてもなく探すより、ある程度選択肢が絞られた状態の方が探しやすいだろう。その選択肢を絞るため、遺伝子検査をやってみた。
遺伝子検査の方法
「遺伝子博士」
今回遺伝子を調べるのに使ったのは、このキット。
頬の内側を綿棒みたいなもので擦って、所定の封筒に入れて送るだけ。
結果はアプリで確認できる。非常にお手軽だ。
遺伝子から見る体質リスク
絶望の概要
いきなり絶望の結果だった。要約すると以下のようになった。
糖質で太るリスクが高い
そもそも筋肉がつきにくい
ついた筋肉が減りやすい
痩せにくい
痩せてもリバウンドしやすい
2個目&3個目と4個目&5個目の絶望度が高いコンボ何?
結果はこのようにアプリに表示される。まずこれが概要。
「糖代謝リスク」「たんぱく質リスク」「脂質代謝リスク」それぞれに対して解説がついている。
そして体質をなぜか動物にたとえてタイプ分けしてくれる。
私の場合はこのとおり、「お腹ぷよぷよ筋肉不足タイプ」のペンギンだった。詳細を読んでいくと理解できるのだが、「お腹ぷよぷよ」は糖代謝リスクが高いことから、「筋肉不足」はたんぱく質リスクが高いことから判定されているようだ。
糖代謝リスク
いわゆる糖質制限が合うタイプ、ということだろうか。
「お腹まわりから太りやすく」という点はおそらく正解。確かにお腹はぷよんぷよんだ。ただ別にお腹だけ出ているわけではなく、二の腕もお尻も太ももも太い。
痩せたことなどないがリバウンドの可能性が高いとも言われているため、万が一痩せたところで維持の難易度が高いらしい。
たんぱく質リスク
「一度太ると痩せにくく、ダイエットが難しい遺伝子体質」という悲しいお知らせ。
脂質代謝リスク
これだけは標準だった。ただ私はそもそもそこまで脂っこいものをたくさん食べる方ではない。全く食べないとは言わないが、揚げ物を食べる頻度は週1回もない。ドレッシングはノンオイルだ。リスクはない方が嬉しいが、出来れば糖質リスクのほうが低くあってほしかった。
がんばって筋肉をつければイイじゃないと思うかもしれないが
この結果を踏まえて痩せ方を考えると、結局のところ筋肉不足なのだから筋肉をつけるしかないだろうという結論になる。たぶん普段から筋トレをして健康維持している・できている人からすれば甘ったれんなクソがと思われるだろう。
しかし、私は筋肉がないことに加えてもう一つ、関節が妙に弱いという謎体質を持っており、それのせいで運動全般の難易度がさらに上がっている。
運動や筋トレをすると、体力や筋力がつく前に関節がイカれるのだ。
過去手首の捻挫を5回、足首も1回か2回?やらかしている。直近では去年から左膝の調子がずっと悪い。リハビリに通ってMAX最悪状態からは脱したが、日常的な徒歩移動でも違和感が拭えない。医者曰く「痛みやすそうな骨格」らしい。どこまでも体質がダメすぎる。
ここまでくると、現時点で健康診断で肥満以外は悪い結果がないのが奇跡なのでは?という気さえしてくる。
もちろん様々な理由や事情でトレーニングが難しかったり、トレーニングの効果が出にくかったりする人でも、ムキムキな人や素晴らしいプロポーションを持つ人もいるだろう。結局ここまで1,000字以上使って書き連ねたことを全て捩じ伏せて「お前の努力不足が悪い」と思う人はいるはずだ。私はそれを否定はできない。全ての出来得る限りの努力をしたとは胸を張って言い切れない。
果たして検査をして良かったのか悪かったのか、よくわからない結果になってしまった。
別にすべてを諦めて暴飲暴食する気はない。ただあまりにもハードモードすぎる体質であることを示されてしまった。
ちなみに今この文章は、腹筋の筋肉痛を感じながら打ち込んでいる。昨日ピラティスに行ったからだ。一応週末にそうやって意図的に身体を動かす機会を作っている。ただ足りないのだろう。途方に暮れている。
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