こども専用の「花畑」をつくってみて驚いたこと!
「畑の一角に、子供の花畑があります。」
近所の園芸店に行ったときに、「これ買って~」と気に入った花の種や苗を1つ2つ選んで持って帰ってくるのですが、それを好きなように植えています。だいたいこのあたりで、と範囲だけはなんとなく伝えて、植える位置や並べ方など全く口出しはしていません。
子供にとっては遊びの一つなんですが、面白いもので毎朝花畑の様子を見に行きます。
そのたびに「パパ、ちょっときて~」と呼ばれるので少々面倒な時もありますが(笑)、子供に驚らかさせられることも多いです。
今朝も「アブラムシがおるんやて」と言って、花びらをめくってみせるのですが、そのあと近くに生えている雑草へと近づくと手に何かをつかんで、もう一度花に手を伸ばしました。
「これ何色のテントウムシになると思う?」そう言いながら、テントウムシの幼虫をアブラムシのついている花へと放したのです!
そういえば、図鑑で読んだことあったなぁと思いながらもあたりまえのように何気なくアブラムシ退治をする子供にびっくりしました。
花が咲いたときは、「パパー!こっちきてー!はやく!!!」と大声でせかされるので大変です(笑)。
「明日晴れる?」と聞くので、「明日は雨だよ。」と答えれば、「いややなぁ~雨の日は花咲かへんやん・・・」と残念そうな顔をします。
本当によく見てるなぁと感心します。
「このお花、ママにあげるわ。あと、先生にももってくで」と言って花を摘みます。
綺麗だねぇとお母さんや先生に言われることが、とてもうれしいようです。
本当にちょっとしたスペースの花畑なんですが、そこで育っている子供の好奇心や喜びは大きい気がします。この花畑を大切にしたいなぁと思います。
*「にらめっこ」 2016年 5月6月号 掲載 に加筆修正