種子団子を投げて、お庭をつくろう!
「鬼は外~、福は内~。鬼は外~、福は内~。」
あ~楽しみだなぁ節分!豆撒くのは大人になっても楽しい。
ちょっと調べてみたんですが、一般的には掛け声って「鬼は外、福は内」ですよね。でも、伝統ある商家さんなどでは「鬼(おに)=大荷(おおに)」と捉えられていて、大きな仕事が入ってこないと商売繁盛につながらないから、「福は内、鬼も内」と言うところが多いんですって!それどころかですね、「鬼は内、福は外」と真逆の声を上げるところもありました!それは、鬼(厄)を神社に集め、氏子の家庭に福を授けるという意図があるんだとか。いろんな解釈がありますね。
あと、もうこの世の鬼はすべて改心させたから鬼などいない!ってことで、「福は内!」のみのところ。究めつけに「ワタナベ」姓の人はご先祖さんが鬼を退治して鬼がビビっているから掛け声どころか豆まきしなくてもいいんだそうですよ。すごいなぁ~ワタナベさん!
掛け声は地域や家柄によってさまざまなのに、撒くものと言えば大豆のみってちょっと工夫にかけますよね。。。しかも、撒いた後の後片付けがめんどくさい!その辺考えて落花生を撒く流れも出てきてるようですが、なんかパッとしないんだよなぁ・・・
そこで考えたんですが、そろそろ大豆以外のものも撒きませんか?
そう、花の種!なんてのはどうでしょうか?
鬼退治をして、後片付けもしなくて良くて、さらにお庭がつくれる!なんて最高に福です(笑)
じつは、種子団子(または粘土団子)、海外などではSeedbal(シードボール)と言って、野菜の種や花の種を団子にしてポイポイと蒔く泥遊びの延長にあるようなお庭のつくり方があるんです。今回は、その方法をお伝えします!
Seedbal(シードボール)のつくり方
① ケト土と荒木田土を、7:3の割合いで少しづづ水を加えてよく混ぜます。(ケト土と荒木田土はホームセンターやネットで購入できますし、身近なあるお団子がつくれるような土でも大丈夫です。)
② それを直径3~4センチぐらいににぎって、緩効性肥料をひとつまみ加えてからお団子に丸めます。
③ できあがったお団子に、いろんな種類の種をまぶしつけます。ヒマワリなど大粒の種は、団子の中に埋め込んでしまうほうがいいです。食べた野菜や果物の種を捨てずに、よく洗って乾かしてから団子に混ぜてみるのもいいです。環境のことを考えて在来種に悪影響のない植物にしましょう。
④ 種をつけたら、土に馴染むようさらに丸めます。
⑤ 少し置いて表面が乾いたら完成です!
さぁお庭に向かって蒔きましょう!!!
出来れば優しく、“お庭~そっと”!(笑)
植えたい場所に置くのも良し、ほんとうにポイポイと投げるの良しです。
節分のころだと芽吹く種は少ないですが、春夏秋にはきっと思いもかけないようなところから花が顔を出してくれると思います。
子供たちの笑顔とともに一年を通して福の神がやってくるはずです!
*「にらめっこ」 2017年 1月2月号 掲載 に加筆修正
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